おせちの中身で選ぶ!定番の構成と市販おせち選び4つのポイント

おせちの中身で選ぶ!定番の構成と市販おせち選び4つのポイント

おせちの中身といえば黒豆や伊達巻が浮かぶものの、ほかにどのような料理が入っているのか、詳しくは知らない人もいるかもしれません。この記事では、料理の種類や重ごとの構成、中身で選ぶポイントをご紹介!おせちの中身を知って、今年はどんな料理が入ったおせちを選びたいか考えてみてください。

おせちの中身は5種類の料理で構成されている

おせちの中身は5種類の料理で構成されている
shige hattori / PIXTA

おせちにはさまざまな料理が詰められていますが、その中身は大きく5つの種類に分けられるのが一般的です。

祝い肴や口取り、焼き物などの分類ごとに、古くから親しまれてきた定番料理があります。

ここでは、おせちを構成する5種類の料理と代表的な中身を紹介します。

祝い肴|お正月の食卓に欠かせない3品

祝いの席の肴として用意される3品をまとめて、「祝い肴」と呼びます。この3品だけでもおせち料理として成り立つといわれるほど、欠かせない存在です。

祝い肴の組み合わせは地域によって異なり、関東では黒豆・数の子・田作り、関西では田作りのかわりにたたきごぼうを入れるのが一般的です。

黒豆には健やかに働けるように、数の子には子孫繁栄、田作りには豊作を願う縁起の意味が込められています。

口取り|甘みと彩りを添える料理

重箱に華やかさを添えるのが、甘みのある品や黄色・朱色など色鮮やかな品を集めた口取りです。

代表的な中身は、伊達巻、栗きんとん、紅白かまぼこ、昆布巻き、錦玉子、魚の甘露煮など。もともとは、会席料理などの祝いの席で最初に出される、酒の肴を指す言葉でした。

祝い肴も、もともとは祝いの席で出される酒の肴であることから、広い意味では口取りに含まれます。

おせちの中でも甘い味付けの料理が多く、子どもも食べやすい料理が含まれるため、家族みんなで楽しめるでしょう。

焼き物|海の幸が主役のメイン料理

おせちのメインディッシュとなる焼き物には、鯛の塩焼きやぶりの照り焼き、海老の姿焼きなど、海の幸を使った料理が多く詰められます。

鯛は「めでたい」に通じる縁起のよい魚として、ぶりは成長とともに名前が変わる出世魚として、古くから祝いの席で親しまれてきました。

魚の焼き物には、塩焼きや照り焼きのほか、保存性を高めるために粕漬けや味噌漬けにしてから焼くものもあります。

また、鯛や海老を尾頭付きで盛り付けることもあれば、食べやすい切り身にして重箱に詰めることもあり、料理や重箱の大きさに合わせて盛り付け方が工夫されています。

酢の物|味を切り替える箸休め

酢の物は、甘みや塩気のある料理の合間に口の中をさっぱりさせる、箸休めの役割を持つ料理です。

代表的なのは、細切りの大根と人参を甘酢で和え、水引に見立てた紅白なます。ほかにも、小肌を酢でしめるなど、魚介を使った料理が詰められることもあります。

もともと「なます」は、魚介などを細かく刻んだ料理を指していたとされています。

甘い料理や味の濃い料理が続くおせちの中で、酢の物のさわやかな酸味がよいアクセントになるでしょう。

煮物|山の幸を合わせた煮しめ

おせちの煮物といえば、山の幸をたっぷり使った煮しめが定番です。

れんこんや里芋、ごぼう、にんじん、たけのこなどを、煮汁がなくなるまでじっくり煮含めて仕上げます。

手綱の形にしたこんにゃくや、花形に切った人参が入ると、見た目も華やかになるでしょう。

煮しめには縁起のよい意味もあり、さまざまな具材を一緒に煮ることにちなみ、家族が仲良く結ばれるようにとの願いが込められています。

地域や家庭によっては、鶏肉や根菜などの具材を油で炒めてから煮る筑前煮が入るおせちもあります。

おせちの中身の品数と重ごとの構成

おせちの中身の品数と重ごとの構成
tatsunori.510 / PIXTA

おせちは、品数だけでなく重箱の段数によっても中身の構成が変わります。

品数や重ごとに入っている料理を知ることで、食べたい料理がそろっているか、いろいろな料理を少しずつ食べられるかなど、おせちを選ぶ際の参考になるでしょう。

ここでは、おせちの中身の品数と、重の段数ごとの構成を紹介します。

品数は20〜30品が目安

実際の品数は重箱の大きさや段数などによって異なりますが、おせちの中身は20〜30品目ほどで構成されることが多いです。

昔からおせちの品数は21や25などの奇数が縁起よいとされ、一つの重に詰める料理も3・5・7と奇数でそろえることがあります。

これは、陰陽の考え方で奇数が「陽」の数にあたり、縁起がよいとされてきたことに由来するものです。

おせちは料理に込められた願いだけでなく、詰める品数にも縁起を担ぐ習慣が受け継がれています。

三段重はどの段に何が入っている?

三段重のふたを開けて最初に目に入る一の重には、祝い肴と口取りが並びます。黒豆や数の子、伊達巻などの前菜にあたる品が集まり、華やかさがひときわ際立つ段です。

二の重はメインとなる焼き物が中心で、鯛や海老などの海の幸が並び、その端に箸休めの酢の物が添えられます。

締めくくりの三の重には、れんこんや里芋などの山の幸を使った煮物がたっぷりと入るのが基本です。

三段重では、段ごとに入れる料理を分けるのが昔ながらの詰め方ですが、その中身は地域や家庭、おせちの品数などによって異なる場合もあります。

二段重・一段重・銘々重の中身

おせちは三段重だけでなく、二段重や一段重に詰めたものもあります。

どの段に何を詰めるかはおせちによって異なりますが、二段重は一の重に祝い肴と口取り、二の重に焼き物や煮物といったメイン料理を詰めるのが基本です。

一段重は、祝い肴から煮物までが一つの重に彩りよくまとめられています。

また、一人分ずつ盛り付けた重を人数分そろえる「銘々重」というスタイルもあります。取り分ける必要がなく、それぞれが自分のペースで食事を楽しめるのが特徴です。

このように、おせちには三段重以外にもさまざまな種類があり、食べる人数や好みに合わせて選べます。

地域や時代で変わるおせち

地域や時代で変わるおせち
天空のジュピター / PIXTA

おせちの中身は土地の食文化や時代の好みを反映しながら、少しずつ姿を変えてきました。

地域によって使われる食材や味付けにも違いがあり、普段食べ慣れているものとは異なるお節料理に出会うこともあるでしょう。

ここでは、地域や時代によって変わるおせちの中身を紹介します。

関東と関西で異なる定番と味付け

関東と関西では、祝い肴の顔ぶれだけでなく、おせちの味付けにも違いがあります。

例えば、関東の煮しめは濃口醤油と砂糖を使った甘辛い味付けが基本で、伊達巻も関西より甘めに作られる傾向にあります。

関西は昆布や鰹の出汁を効かせ、薄口醤油で素材の色や風味を生かすのが特徴です。色は淡くても出汁のうまみが深く感じられます。

味付けだけでなく、正月に食べる魚にも地域による違いが見られます。例えば、大みそかなどに食べる「年取り魚」は、東日本では鮭、西日本では鰤が代表的です。

郷土色が出る地方のおせち

地方のおせちには、その土地でとれる食材や、昔から受け継がれてきた保存の知恵を生かした料理が並びます。

例えば、北海道や岩手県などでは、鮭の頭の軟骨を大根や人参と酢で和えた「氷頭なます」、秋田県ではハタハタを米や麹などと漬けて発酵させた「ハタハタ寿司」が正月料理の定番です。

京都では干した真鱈を戻して煮る「棒鱈」が知られ、大阪などの関西地方には、尾頭付きの鯛を三が日は箸をつけずに飾っておく「にらみ鯛」という風習もあります。

さらに、寒天に溶き卵を加えて固めた石川県の「べろべろ」など、正月の食卓に並ぶ料理は地域によって実にさまざまです。

和洋を取り入れた今どきの中身

最近のおせちは、和の定番料理に洋風の品を組み合わせた和洋折衷のものもめずらしくありません。

焼き物はもともと魚介が中心でしたが、近年は肉類も加わり、なかでもローストビーフは洋風おせちの定番として親しまれています。

ほかにも、スモークサーモンやテリーヌ、生ハムのマリネ、キッシュなど、前菜感覚で食べられる洋風の料理もよく見かけます。

和風のおせちにこだわらず、一緒に食べる人の好みに合わせて中身を選べるようになっているのも、今どきのおせちの特徴です。

中身で選ぶ!市販おせちの選び方4つのポイント

中身で選ぶ!市販おせちの選び方4つのポイント
pearlinheart / PIXTA

最近では、おせちを手作りするのではなく、市販のものを購入して用意する家庭も増えています。

ただ、市販のおせちは種類が豊富なため、お品書きを見比べても決め手が見つからないことがあるかもしれません。

ここでは、市販おせちを中身で選ぶときに注目したい4つのポイントを紹介します。

主役になる食材があるか

おせちのふたを開けた瞬間のごちそう感を左右するのが、鮑や車海老、いくら、雲丹といった海の幸です。

鮑には不老長寿、海老には長寿の願いが込められており、宝石のような赤い粒が美しいいくらも、お祝いの席にふさわしいといえるでしょう。

海の幸がそろったおせちは、見た目も豪華で、お正月ならではの特別感があります。

お品書きで、こうした食材が入っているかを確かめ、特別な日に食べたいと思えるおせちを選んでみてください。

甘み・塩気・酸味のバランス

お品書きを見るときは、甘いもの、塩気のあるもの、酸味のあるものが、バランスよく入っているかも確認したいところです。

黒豆や伊達巻、栗きんとんなどの甘い品が多いおせちもあれば、魚の焼き物や昆布巻きなど塩気のある品、紅白なます、酢れんこんといった酸味のある品が充実したものもあります。

好きな料理が入っているかだけでなく、味付けが偏っていないかにも注目すると、最後まで飽きずに食べられるおせちを選ぶ参考になるでしょう。

定番と新しい味の組み合わせ

定番の味も新しい味も楽しみたいなら、料理の組み合わせを確認しておきましょう。

祝い肴や伊達巻などの昔ながらの料理は、お正月らしさを感じさせてくれますが、今年はいつもと違う料理も食べてみたくなるかもしれません。

そんなときは、和の定番にローストビーフや海老のチリソースなど、洋風や中華風の料理を組み合わせたおせちもおすすめです。

お品書きでは、定番料理がどのくらい入っているかに加え、どんな洋風・中華風の料理が入っているかも確認してみてください。

盛り付けのスタイル

料理を大きな重箱に詰めたタイプと、一人分ずつ盛り付けたタイプでは、食べるときの便利さや見た目の印象が異なります。

重箱にまとめて詰めたおせちは、ふたを開けたときの華やかさが魅力で、お正月らしさを感じられます。

一人分ずつ盛り付けられた銘々重なら、取り分ける手間がなく、それぞれのペースでゆっくり食事ができるでしょう。

定番から新しい味まで楽しめるハルメクのおせち「福寿」

定番から新しい味まで楽しめるハルメクのおせち「福寿」

ハルメクのおせち「福寿」2人前は、長角重1段と銘々重2段に36品目を詰め合わせたおせちです。

ハルメクのおせち「福寿」長角重

ハルメクのおせち「福寿」銘々重

重箱を開けた瞬間に目を引くのは、鮑旨煮や車海老芝煮、いくら醤油漬、雲丹新丈といった豪華な海の幸。

ハルメクのおせち「福寿」車海老芝煮

甘い栗きんとんや甘露栗、伊達巻に加え、鰤味噌焼や銀鮭塩麹味噌焼などの塩気のある料理、紅白なますや鯵の彩り昆布〆といったさっぱりした料理も入っており、味付けのバランスにも配慮されています。

五万米、数の子美味出汁漬、金箔丹波黒豆煮の祝い肴三種に加え、ローストビーフや栗と柚子のチーズケーキなどの洋風の品も盛り込まれています。

ずわい蟹金紙巻や笹しぐれ、エゾメバルのヴェルデなど、昨年から入れ替え・改良された品目もあり、毎年購入している人も新しい料理との出会いがあるでしょう。

ハルメクのおせち「福寿」エゾメバルのヴェルデ

長角重には料理を盛り合わせ、銘々重は一人分ずつ用意されているため、取り分ける手間をかけずに食事を始められます。

「福寿」は1人前・2人前・3人前・4人前・6人前の5種類があり、このうち2人前と4人前に銘々重が用意されています。

お正月に集まる人数に合わせて、ぴったりのサイズを選んでみてください。

中身に注目して好みのおせちを見つけよう

おせちは、祝い肴や口取り、焼き物、酢の物、煮物など、大きく5種類の料理で構成されています。

重箱の段数によって料理の詰め方は異なり、地域によっても定番料理や味付けはさまざまです。近年は、洋風や中華風の料理を取り入れたおせちも登場しています。

市販のおせちを選ぶときは、主役になる食材や味付けのバランス、定番料理と洋風・中華風の料理の組み合わせ、盛り付け方などを確認してみましょう。

お品書きには、それぞれのおせちの特徴が表れています。

食べたい料理が入っているかはもちろん、一緒に食べる人の好みや人数も考えながら選びたいところです。

今年のお正月は、みんなが好きな料理の詰まったおせちを囲んで、新しい一年を迎えられるといいですね。

※商品の内容は告知なしに変更されることもあるため、実際の商品と表記が異なる場合もあります。

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  • ハルメクのおせち「福寿」2人前

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