股関節のつまりとは?原因・簡単ストレッチを紹介

股関節のつまりとは?原因・簡単ストレッチを紹介

関節の「つまり感」や「引っかかる感じ」が気になっていませんか?痛みというほどではないけれど何となく動かしにくい、そんな違和感を放置すると、腰や膝、むくみなど全身の不調につながることも。この記事では原因や改善するメリット、簡単なストレッチを紹介します。

股関節のつまりとは?どんな状態?

股関節のつまりとは?どんな状態?
phocks eye / PIXTA

股関節の「つまり」とは、骨が詰まっているわけではなく、関節まわりの筋肉が硬くなり動きが制限されることで生じる違和感のことです。

例えば、「引っかかる感じがする」「脚の付け根が動かしにくい」「立ち上がり時に体が固まったような感覚がある」といった症状が代表的で、明確な痛みというよりは動き始めに感じる初期サインのひとつと考えられます。

股関節は上半身と下半身をつなぐ要の関節で、歩く・しゃがむ・立ち上がるなど日常動作のほぼすべてに関わる、いわば体の要ともいえる部位です。

動きが低下すると腰や膝にも負担が及び、体全体のバランスが崩れやすくなる可能性があるため、違和感が続くようなら、早めに向き合うことが大切です。

股関節のつまり感・違和感の原因は?

股関節のつまり感・違和感の原因は?
8×10 / PIXTA

股関節のつまり感や違和感を「年齢のせいだから仕方ない」と思っている人も多いかもしれませんが、多くの場合は日々の姿勢や生活習慣の積み重ねによるものと考えられます。

ここでは、代表的な5つの原因を紹介します。自分に思い当たるものがないかを確認してみましょう。

運動不足

体をあまり動かさない生活が続くと、股関節まわりの筋肉が徐々に硬くなり、関節の可動域が狭くなっていく可能性があります。

股関節は意識して動かさないと柔軟性を保ちにくい部位のひとつです。動かさない時間が長いほど、筋肉がこわばりやすい状態になります。

年齢を重ね、筋肉量が少しずつ低下すると、つまり感が出やすくなることもあるため注意が必要です。

日常の中で歩いたり立ち上がったりする機会を意識して増やすことが、予防につながります。

長時間の座り姿勢

デスクワークやテレビを長時間見るなど、座りっぱなしの時間が多い場合も要注意です。

股関節が曲がった状態で固定される時間が長くなると、腸腰筋(ちょうようきん=骨盤と太ももをつなぐ筋肉)が縮んだまま硬くなり、立ち上がった際にスムーズに伸びにくくなります。

この状態が「脚の付け根がつまる」「立ち上がると引っかかる」というふうに感じられることがあります。

座り続けることで血行も滞りやすくなるため、こまめに立ち上がる習慣を付けるのがおすすめです。

筋力バランスの崩れ

股関節は周囲の複数の筋肉が協調して動くことで、スムーズに機能する関節です。

特定の筋肉だけが緊張して他が弱くなると、大腿骨の丸い先端部が受け皿の中で正しい位置を保ちにくくなり、引っかかりやつまり感を覚える可能性があります。

具体的には、お尻や内もも(内転筋)の筋力が低下し、前ももばかりに頼った動き方になると、股関節まわりの筋バランスが崩れやすくなるといった感じです。

安定した股関節の動きを支えるためにも、筋力のバランスを整えることを意識してみてください。

骨盤の歪み・姿勢不良

反り腰になると骨盤が前に傾き、股関節の前側が詰まりやすい姿勢になり、猫背では骨盤が後ろに倒れ、股関節まわりの筋肉が引っ張られた状態が続きやすくなります。

どちらの場合も特定の筋肉にアンバランスな負荷がかかり続けている状態のため、股関節のつまり感や違和感として現れることがあるでしょう。

片足重心の立ち方や足を組む習慣など、日常の何気ないクセが積み重なると、骨盤の傾きに影響する可能性もあります。

つまり感や違和感を改善するためにも、姿勢全体を見直すことが大切です。

柔軟性の低下

腸腰筋やお尻の筋肉(殿筋群)が硬くなると、股関節の動きの幅が全体的に狭くなり、動き始めにつまり感が出やすくなります。

年齢を重ねると筋肉や腱の弾力が少しずつ失われ、硬くなりやすい傾向がありますが、動かさない時間が長い場合は特に注意が必要です。

例えば、朝の動き始めや長時間座った後に感じるこわばりは、柔軟性が低下しているサインのひとつです。

こうした変化に気付いたら、無理のない範囲からケアを始めてみましょう。

股関節のつまりを解消する5つのメリット

股関節のつまりを解消する5つのメリット
Ushico / PIXTA

股関節のつまりを改善することは、単に違和感を遠ざけることだけではありません。

日常の動きやすさや体の見た目、疲れにくさなど、暮らしのさまざまな場面に変化が現れる可能性があります。

ここでは、股関節のつまり解消に期待できる代表的な5つのメリットをご紹介します。

股関節の違和感予防・軽減

股関節がつまっていると、動くたびに一部の軟骨だけに体重が集中しやすくなります。

軟骨は骨と骨の間でクッションの役割を担っている部分です。特定の部位への負荷が繰り返されると、少しずつすり減ってしゃがむ・階段を上るなどの動作で違和感が出やすくなります。

股関節のつまりが改善されると、荷重が広い範囲に分散されるため、軟骨への偏った負担が和らぐ可能性があります。

継続的なケアの積み重ねが、股関節を長く動かしやすい状態を保つことにつながるでしょう。

下半身のむくみ軽減

脚の付け根(鼠径部=そけいぶ)には、下半身のリンパが集まる重要なリンパ節がありますが、股関節がつまった状態では、この部位が圧迫されやすく老廃物が流れにくくなりがちです。

股関節の動きが改善されると、血流やリンパの流れが促されるため、夕方に感じる足のだるさやむくみが軽くなる可能性があります。

特に長時間の座り仕事が多い人や足の冷えやすさを感じている人は、日々の体の快適さに変化が現れることが期待できます。

姿勢改善・ぽっこりおなか予防・軽減

股関節の動きが改善されると、骨盤が自然なポジションに整いやすくなります。

一般的に、骨盤が前に傾き過ぎると下腹が出やすく、後ろに倒れると猫背になりがちです。どちらの場合も股関節のつまりと関わりが深いと考えられています。

そこで股関節のつまりを改善すると、姿勢のバランスが整って体型の見た目の印象が変わることもあります。

50代のハルメク世代は、ぽっこりおなかが気になる人も多いのではないでしょうか。

その原因が骨盤の傾きによるものである場合は、股関節まわりのケアが日々の姿勢や体のシルエットに変化をもたらす可能性があります。

腰痛・膝痛の予防

股関節がつまって動きが制限されると、体は無意識に腰や膝でその動きを補おうとします。

これを「代償動作」といい、かばう動きが日常的に繰り返されることで、腰や膝への負担が慢性的に積み重なっていく点に注意しなければいけません。

股関節本来の役割を取り戻すことで、腰や膝がかばう必要のない状態に近付き、それぞれへの余分な負荷が軽減される可能性があります。

腰の重だるさや膝のこわばりが気になる方も、股関節のケアから始めてみるのがおすすめです。

運動パフォーマンス向上

股関節のつまりが解消されると、制限されていた動きの幅が戻り、歩幅が自然に広がりやすくなります。

つまりがあるときは股関節をかばう動き方になりがちですが、それが解消されることで体全体がスムーズに連動し、動作の効率が上がることも。その結果、同じ距離を歩いても疲れにくくなるといった変化が期待できます。

また、階段の上り下りや外出時の歩行など、日常のあちこちで体の軽さを実感できる可能性もあるでしょう。

股関節のつまりに効果的な簡単ストレッチ

股関節のつまりに効果的な簡単ストレッチ
aijiro / PIXTA

股関節のつまりは、日常的なストレッチで少しずつ緩めていくことができます。

特別な道具も広いスペースも不要。自宅でそのままでき、習慣にしやすいものばかりなので、ぜひチャレンジしてみてください。

ここでは、股関節のつまりに効果的な簡単ストレッチを3つ紹介します。

腸腰筋ストレッチ

腸腰筋ストレッチ
参照:50代からの要!3つの筋肉を鍛えるいすストレッチ

腸腰筋(ちょうようきん)は、背骨から脚の付け根にかけてついているインナーマッスルです。

座りっぱなしで縮んだまま硬くなると、立ち上がった際に股関節前面がつまる感覚につながりやすくなります。

以下は、腸腰筋を鍛えるいすストレッチのやり方です。

  1. 右の太ももをいすの座面にのせ、左脚は膝を曲げて床に下ろす。
  2. 左のお尻を前に突き出すように(左手でお尻を押しながら)体を右にひねり、脚の付け根の伸びを感じながら30秒キープ。
  3. 左右2〜3セット行って。

膝が痛い場合は、タオルなどを引くのがおすすめです。デスクワークや長時間の座り仕事が多い人は、特に意識して取り入れてみてください。

あぐらストレッチ

あぐらストレッチ
参照:股関節とお尻をじっくりほぐす!2つのストレッチ

あぐらの姿勢で股関節を外に開く動きをするときは、主に内もも(内転筋)とお尻の筋肉(大臀筋)が関わっています。

これらが硬くなると膝が外へ開きにくくなり、股関節のつまり感にもつながりやすくなるため、ストレッチで緩めていきましょう。

以下は、あぐらストレッチのやり方です。

  1. 左右の足の裏を合わせて座り、両手でつま先をつかむ。背中は丸めず真っすぐに保とう。
  2. 勢いをつけず、ゆっくりと上体を前に倒して20秒キープ。太ももの内側が伸びていることを意識し、息は止めずに続けて。

膝が床につかなくても問題ありません。無理をせず、伸びを感じられる範囲で行うことが大切です。

【寝る前ストレッチ3】股関節ストレッチ

【寝る前ストレッチ】股関節ストレッチ
参照:睡眠前ストレッチで疲れとむくみを解消!

寝る前に股関節を動かすと、脚の血流が促され、体温が一時的に上昇します。その後、体温がゆっくりと下がる過程で自然な眠気が生じやすくなります。

以下は、寝る前に行う股関節ストレッチのやり方です。

  1. 横になり、脚を真上に伸ばして股関節を左右に開く。角度は60度程度で構わない。膝はできるだけ伸ばして。
  2. そのまま足首をゆっくり回す。
  3. 左右の脚を交差させる。呼吸は止めず、ゆっくり息を吐きながら行って。

このストレッチは布団の上でそのままできるため、「今日もここでやる」という感覚が定着すれば、眠る準備のルーティンとして自然に身に付きます。

はくだけで股関節まわりをやさしく包むハルメクのインナー

はくだけで股関節まわりをやさしく包むハルメクのインナー
8×10 / PIXTA

股関節まわりのケアをていねいに続けたいと思っている人は、日常のインナー選びの一つとして、股関節まわりの構造に配慮した設計のアイテムに目を向けてみるのもおすすめです。

ここでは、ハルメクの商品を2つ紹介します。

ハルメク 健康サポート・ヘルシーガードル(通年用)

「ハルメク 健康サポート・ヘルシーガードル(通年用)」
ハルメク 健康サポート・ヘルシーガードル(通年用)」6880円(税込)

ストレッチで股関節まわりをほぐしても、立つ・歩く・しゃがむといった日常のさまざまな動作の中で、その状態をキープし続けるのはなかなか難しいもの。

ハルメク 健康サポート・ヘルシーガードル(通年用)」は、そんな日常をやさしくサポートする4つの機能が魅力のガードルです。

4つの機能が魅力

「股関節サポート」で骨盤につながる股関節まわりを引き締め、「骨盤まわり引き締めサポート」でサイドから後ろまでぐるりと囲みます。

「お尻サポート」が骨盤を引き上げ、「おなかもち上げサポート」はV字状の二重パワーネットで下腹をやさしく持ち上げる構造になっており、重苦しさを感じにくい設計が特徴です。

ウエストはゴム不使用の幅広タイプで、ぐーんとよく伸びる薄手の生地は着脱もスムーズ。

忙しい朝でも脱ぎはきスルン!締め付け感も少なく、毎日の家事やウォーキングなど日常のあらゆる場面に使いやすい一枚です。

ハルメク 健康サポート・バランスサポートスパッツ ロング丈(通年用)

「ハルメク 健康サポート・バランスサポートスパッツ ロング丈(通年用)」
ハルメク 健康サポート・バランスサポートスパッツ ロング丈(通年用)」7680円(税込)

股関節まわりの負担は、膝やふくらはぎなど下半身全体に波及しやすい特徴があります。

ハルメク 健康サポート・バランスサポートスパッツ ロング丈(通年用)」は、骨盤から股関節、足先まで6か所をサポートし、加齢などで一部に集中しやすくなった下半身への負荷を分散するスパッツです。

6か所のサポート機能

「股関節サポート」は動くたびに負荷がかかりやすい股関節を引き締めて動きをかろやかにし、「ヒップサポート」は骨盤を立たせてお尻の筋肉が正しく働くよう導きます。

「太ももサポート」で外側に引っ張られがちな筋肉を内側に引き寄せて脚を安定させ、「膝」「ふくらはぎ」「骨盤まわり」もあわせてサポートします。

よく伸びる薄手のメッシュ生地は締め付け感が少なく、ロング丈で脚全体をしっかりカバーしてくれるのも魅力の一つ。

薄手のメッシュ生地でかさばらず、汗サラッ!

洗濯機で洗えて毎日清潔に使えるのもおすすめできるポイントです。

股関節のつまりには小さなケアの積み重ねで向き合おう

股関節のつまり感は、年齢のせいとあきらめる必要はありません。

多くの場合、姿勢や日常の習慣の積み重ねによって筋肉が硬くなり、動きが制限されることで生じます。

腸腰筋ストレッチ、あぐらストレッチ、寝る前の股関節ストレッチの3つは、どれも道具不要で自宅でできるものばかりです。まずはどれか一つから試してみてください。

継続することで、動きやすさやむくみ、姿勢など日常のさまざまな場面に変化が現れる可能性があります。

つまり感は、放置すると腰や膝など全身の不調に波及することがあるため、気になったら早めに向き合いましょう。

※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。

※記事内の価格は2026年4月21日のもので、すべて税込です。

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