教えてくれたのは、モデル・ウォーキングスクール代表の豊川月乃さん

とよかわ・つきの/
1973年生まれ。モデル・美容作家・TUKINO WALK代表。ウォーキング講師として、有名女優・トップモデルから、小学生や70代の女性まで、のべ5万人の女性を指導した実績を持つ。
さまざまな職業を経て専業主婦になるも、30歳でモデルにカムバック。
2018年にはParisのUNESCO本部にて各国親善大使の前で美japonのコレクションに出演した。著書に『美人養成専門学校48の教え』(サンマーク出版刊)など12冊を出版。
- 豊川月乃公式 http://toyokawatukino.com
- TUKINO WALK https://sen-se.com/
- 豊川月乃Instagram https://instagram.com/tukino_toyokawa/
- LINE公式アカウント https://lin.ee/25Q2P8hRQ
「正しい姿勢、正しいフォームで歩くことは見た目の美しさだけではなく、体と心の健康のためにも非常に大切」という思いから、幅広い年代の女性へ「正しい歩き方」を伝えている豊川さん。
穏やかでやさしい語り口の中に、「すべての女性に健康になってもらいたい!」という熱い思いを感じました。
「歩き方に違和感」「足音バタバタ」……その原因は”外側重心”にあり

「歩き方がヘンって言われた」
「歩き姿がおばあちゃんみたい」
「足音がドタバタする」……。
ハルメク世代の方は、そんなお悩みをきっかけに、豊川さんのスクールに通うそうです。
その歩き方のお悩みには、ある共通の原因が。
「みなさま、”外側重心”になっているんです」(豊川さん)
「体重を脚の小指側、つまり外側にかけて歩いている”外側重心”の状態です。まるで2本の線の上を歩くように、左右の脚と脚の間を空けて踏み出している感じです。すると体がグラグラしますよね。違和感の正体はそれです」


「なぜ外側重心になるかというと、人の体の構造として、外側に開くほうがラクなのです。実は日本人の10人に9人が外側重心。
人は体の外側の筋肉のほうが使いやすいため、クセがつくとどんどん外側に広がっていってしまうのです。
すると骨盤が開き、ふくらはぎの外側が張る。お尻が大きくなり、内もももは弱ってだるだるに……。外側重心のままでいいことは1つもありません」
筆者も完全に外側重心になっている気がします。
「そうならないために大切なのが“内側重心”。つまり内転筋を意識して歩くことなのです」
「内転筋」が重要! 衰えるとO脚や歩行困難のリスクも

「内転筋は、太ももの内側にある筋肉。体の軸となる非常に重要な筋肉です。
内転筋が衰えると、まっすぐ歩けなくなり、ガニ股やO脚の原因になってしまいます。
正しく歩けないと、ひざ・腰へ負担がかかり、健康にも悪影響を及ぼします。
50代以降は散歩の習慣がある方が多く、それはとてもすばらしいですが、“内側重心”で正しく歩かないと、逆に体を壊してしまう原因にもなるのです。
しかし、レッスンに来られた方にまず普段通り歩いていただくと、内転筋を使って歩けている方は、ほとんどいらっしゃいません。
普段の生活では使いにくい筋肉のため、ご自身でよっぽど意識しないと、鍛えるのが難しいのです。
モデルウォーキングは、いわゆる内転筋を使う歩き方。
私はモデル経験の中で、知らず知らずのうちに“内側重心”を基本に歩いていましたが、人に教え始めて、想像以上に大切なことに気づきました。
そのため、私はレッスンでまず内転筋を使うことからお教えしています」
ここで、あなたの内転筋が衰えていないかチェックしてみましょう。
1つでも当てはまったら、内転筋ケアが必要かも!
【内転筋の衰えチェックリスト】
1つでも当てはまったら、内転筋が衰えはじめているサイン!
- 靴の外側がすり減りやすい。
- 足音がバタバタ大きい。
- スカートのウエストが気づくと回っている。
- 椅子に座ると、無意識のうちに膝が開いてしまう。
- 雨の日は、水たまりの外はねで足元や服が濡れがち。
- まっすぐ歩こうとするとグラつきを感じる。
- O脚・ガニ股が気になる。
- 何もないところでつまづきそうになる。
“内側重心”が身につく歩き方、簡単レッスン
今すぐに内転筋を鍛えるのは難しいかもしれませんが、少しでもエレガントに歩きたいもの。何かコツはありますか?
「1本の線の上を歩くようなイメージで脚を運びましょう。自然と内側にスッと足を出せるようになることが理想です。
立っている時も歩いている時も、小指側ではなく親指側に体重が乗っているかを意識するようにしてみて下さい。
レッスンではヒールをはいて歩きます。ヒールで歩くのは内転筋の力が必要になって自然と内側重心になるので、鍛えられるのです。内側重心に慣れたら、少しずつヒールの高さを上げていきます」
ここで、特別にウォーキングレッスン “基本のき”を教えてもらいました!
「コツは”母趾球(足の親指のつけ根にある丸くふくらんだ部分)に体重をかけて歩くこと”。
外側重心のまま1本の線を歩いても内転筋は使えません。かかとから着地して、親指の方に体重が乗るように歩く意識をすることが大切です」と豊川さん。
以下の①~④は、豊川さんが教えてくれたコツの実践編。すぐにできるので、ぜひやってみてください!
①内もも同士をつけるように後ろに脚をけります。なるべくゆっくり行うことがポイント。

②そのまま、内ももをすり合わせるように、ひざを高くもち上げます。

③スッとゆっくり、かかとを内側になるように意識して下ろします。

④地面にかかとから降ろします。

両手を上げて①~④の動きをするのも効果的! おなかもひき上がります。

筆者もやってみましたが、②の時点で体がグラグラしました……!
「これは簡単そうに見えて、内転筋を使わないと難しい動き。
内転筋を鍛えれば、ひざをきゅっと閉じることができるようになり、骨盤が締まりボディラインもきれいに。歩くこと以外にもいいことがたくさんあります。
30代の方々には『スクワットなどして自力で何とかしましょう』と伝えますが、50代以降は大変な方も多いです。そんな方は、市販のアイテムなどを活用するのもいいですね。
年齢が上がれば上がるほど、内転筋は意識しないといけない部位。
みなさまも、ぜひ“内側重心”の散歩から始めてみてください!」(豊川さん)
そこで、ハルメクから内転筋をケアできるインナーをご紹介。
はくだけだから、とてもラクちんです。
【ハルメクおすすめ】手軽に“内側重心”が意識できるサポートインナーとは?

シャキッと歩けなくなってきた……。
内ももがだるだるでパンツをきれいにはきこなせない……。
その一因である“内転筋”に注目して開発したのが「ヘルスプラス・内転筋サポートスリムボトム」です。

内転筋はもちろん、骨盤・おなかと内転筋とつながる3つの部位をまるごとサポートすることで、内転筋が土台からシャキッとします。
その体感は、初めてこちらをためした読者モニターの10人に10人が「内転筋に意識が向く感覚があった※」と答えたほど。
さらにお尻・おなかサポートつきで、ボディラインもスッキリ。
こちらをはけば“内側重心”の感覚をつかみやすくなるうえ、パンツ姿にも自信が持てます。

でも、「昔はいたようなガードルみたいにきついのでは?」と思われたのではないでしょうか。
実はこちらは、いうなれば少し長めのショーツ。
やわらかく締めつけず、ショーツ代わりにはける新発想のボトムなのです。

発売して1年半、リピーター急増中の大人気インナーです。日々のケアに、ぜひお試しください!
内転筋サポートスリムボトムを見る
取材・文=水野 愛(ハルメク 健康と暮らし編集部) 写真=タナカタイゾー、奥本昭久 ヘアメイク=駒井麻未 イラスト=福井彩乃、秋葉あきこ、CHINATSU
※2025年5月実施 本商品を初めて試したモニター10人のうち内転筋に「意識が向く感覚があった」「時々意識が向く感覚があった」と回答した人数より。