教えてくれたのは、東洋医学研究家・鈴木知世さん

仁愛中国鍼灸院 院長。鍼灸師・東洋医学研究家。1969年生まれ。
季節や天候に合わせた養生法を幅広く提案。著書は『東洋医学式 カラダとココロの整え方 新装版』(河出書房新社刊)など多数。
なぜ春は体が重だるい? 寒暖差が”衛気”を弱らせる
昼間はぽかぽか陽気でじんわり汗ばむほどなのに、夕方になると急に冷えて肌寒く感じてしまう、そんな日ってありますよね。
「春は一日の寒暖差が大きく、負担を感じやすい季節です。この負担から体を守ると考えられているのが“衛気(えき)”。東洋医学では『内外の刺激から体を守るエネルギー』とされ、いわば体のバリア機能のような存在です。
衛気は体温を保つ役割があると考えられていますが、寒暖差が大きい日が続くと、その分過剰に働くことに。すると衛気は弱っていき、体を守る力もだんだんと減ってしまうのです」と鈴木さんは語ります。
「『気持ちのいい季節なのに、なんとなく重だるい……』と感じる裏には、こうした体の防御力の低下が隠れています」
肌に負担をかけない下着選びが、最も手軽な肌養生
「衛気が弱りやすい春こそ、衣類による寒暖差対策で、衛気を働かせすぎないことが大切。
上着やトップスを替えて調節する方が多いと思いますが、実は意識したいのが“肌に直接触れる下着”です。
寒暖差があると、体温を保とうとして汗をかいたり引っ込めたりを繰り返し、肌は不安定な状態に。衛気はそうした変化から体を守る働きを担うため、衣服内の湿度と温度の変化をやわらげてくれる下着は、衛気を助ける存在といえます」
「締めつけない」は鉄則。深い呼吸で巡りのよい体へ
「東洋医学では、衛気は呼吸によって体中に巡ると考えられています。締めつけの強い下着を着けていると、呼吸が浅くなり衛気の巡りも滞ることに。
寒暖差の大きい季節こそ、ゆったりと大きい呼吸ができる、締めつけの少ない下着を選ぶことが大切です」
「リラックスインナー」は寒暖差の時季にぴったり

「寒暖差対策の下着についてお話していたところ、ハルメクさんにご紹介いただいたのが、
こちらの『リラックス・カップ付きタンクトップ(やわらかシルク)』です」
シルク混生地でやさしく肌を包み、ムレを逃がす

「まず魅力に感じたのは、こちらのシルク混生地です。
シルクの主成分はたんぱく質で、人の肌の成分に近いことから『第二の皮膚』とも呼ばれています。吸湿性・放湿性にもすぐれ、寒暖差でゆらぎやすい春にぴったりの素材です。
しかし、シルク100%は高価でデリケート。その点、こちらのシルク混は“人工のシルク”とも呼ばれるレーヨンを混紡しているのでへたりにくく扱いやすいです。
シルクの風合い・吸湿性・放湿性はそのままに、毎日使えるのが魅力ですね。3,000円台とお手軽な価格もうれしいです」
ゴム不使用でやさしい着心地

「ゴムを使わない設計も大きなポイント。レースで支える作りで締めつけのないこちらなら、呼吸の妨げにもなりませんね。寒暖差対策の下着としてまさに理想的です!
私も趣味のゴルフの日に試しましたが、ラウンド中は思いっきり体を動かせましたし、ゆっくりしたい休憩中も快適に過ごせました」
気の巡りの要・三焦をカバーできるのはカップ付きタンクトップならでは

「東洋医学には“三焦(さんしょう)”という考え方があります。体を上・中・下の三つのエリアに分け、それぞれが連携しながら気の巡りを整える、通り道のような存在です。寒暖差で体が冷えると、この働きにも影響すると考えられています」

「胸・おなか・腰まわりは、まさに三焦にあたる部分。カップ付きタンクトップなら、その範囲を一枚でやさしく包んでくれますね」と鈴木さん。
毎日着て快適に過ごしていただきたいから、洗い替えに便利な2枚セットなら1枚あたり3,490円とよりおトクです。
ブラ派の方は、ノンワイヤーブラで、快適な春の準備を

「寒暖差に振り回される時季だからこそ、ブラ派の方も“シルク混”で締めつけのない一枚を選んでいただきたいです。
胸の中央には“膻中(だんちゅう)”という呼吸の要となる大切なツボがあります。寒暖差を感じる春は、ここを冷やさず、やさしく温めてあげることが大切です。
こちらのブラはシルク混素材なので、膻中に当たる部分の肌あたりもやわらかく、ムレ・冷えから守ってくれる感覚があります」

「また、肩の内側には“中府(ちゅうふ)”と呼ばれる肺の機能の要となるツボがあります。細いブラひもだとこのツボが外気にさらされやすいのですが、こちらの幅広の肩ひもなら自然にカバーできますね」

「縫い目やタグを外側に配置した作りも、肌が敏感なハルメク世代にうれしいポイントです。さらにゴム不使用で、細部までとことんこだわっていることが伝わります」
リラックス・ノンワイヤーブラを見る
毎日肌に触れる下着を見直すことは、春を元気に過ごすための第一歩。
鈴木さんも太鼓判を押す「リラックスインナー」で、寒暖差に振りまわされない軽やかな春を過ごしてみませんか。
取材・文=千葉琴莉(ハルメク 健康と暮らし編集部) 写真=奥本昭久 イラスト=ノグチユミコ