パンツが食い込むのはなぜ?原因は?

パンツの食い込みは、日常のちょっとした不快感の一因になります。
特に40〜50代になると、年齢による体型の変化によって、以前は気にならなかった下着の悩みが出てくることも少なくありません。
実はその理由はサイズや形、素材など、選び方に大きく関係しています。ここでは、主な3つの原因を詳しく紹介します。
サイズが合っていない
パンツが食い込む大きな原因の一つは、サイズが合っていないこと。
40〜50代にかけては、ホルモンの分泌量や運動量の低下などにより、筋肉量が減少し、皮下脂肪が付きやすくなるため、お腹や腰回りのラインが変わりやすい時期です。
若い頃に着ていたサイズをそのまま選んでしまうと、以前はちょうどよかったパンツでも加齢による体型の変化に合わず、ウエストやヒップ周りに余計な圧がかかることがあります。
小さ過ぎるサイズはゴムや生地が肌に食い込みやすく、逆に大き過ぎるサイズはフィット感が得られず、動くたびに下着がズレて食い込みを招くことがあります。
パンツは数字のサイズだけでは判断できません。年齢とともに体は少しずつ変化するため、今の自分に合ったものを選ぶことが大切です。
形が合っていない
パンツの形そのものが体型に合わない場合も、食い込みの原因になります。
例えば、ビキニタイプやローライズのような布面積の少ないショーツや紐パンは、ヒップや腰回りをしっかり支えられる作りになっていないため、動くたびにズレやすく食い込みにつながることがあります。
年齢を重ねてヒップの位置が下がったり、腰回りの丸みが増したりしやすいハルメク世代は、20代の頃とサイズが変わらなくても、これまでの形では安定感がなくなることもあるでしょう。
他には、足ぐりのカットが浅過ぎると太ももに、深過ぎるとお尻に食い込みやすくなるなど、シルエットと体型のバランスが崩れることも理由の一つです。
デザイン性だけでなく、自分の体をしっかりと包み支えてくれるかどうかが、日常を快適に過ごすための大切なポイントになります。
素材に伸縮性がない
パンツの素材に十分な伸縮性がないことも、食い込みの原因になります。
ナイロンやポリエステルのように伸びにくい生地は、動いたときに体に沿わず、結果として肌に食い込みやすくなります。
肌のハリが弱まり、柔らかさが増したハルメク世代は、若い頃よりも下着の圧迫をより感じやすくなるもの。
座ったり立ったりする動作や歩く際に、生地が突っ張って摩擦が起こることで食い込みやすくなる場合もあります。
「お気に入りの下着がこの頃食い込む気がする」という場合は、ゴム部分の伸縮性が弱ってくることでフィット感が失われ、位置がズレやすくなっている可能性も。
パンツの快適さは見た目以上に素材に左右されるため、体の動きにフィットしない素材が使われていると、思っている以上に不快感につながりやすくなります。
パンツの食い込みを放置するとどうなる?

パンツの食い込みは不快感の原因になるだけでなく、放置すると肌や心にまで影響を及ぼすことがあります。
特に肌が乾燥しやすく摩擦への抵抗力が弱まりがちなハルメク世代は、食い込みによるトラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。
ここでは、パンツの食い込みを放置することで考えられる主な3つの影響を紹介します。
かゆみが起こる可能性がある
パンツの食い込みによって生じる摩擦は、肌に小さな刺激を繰り返し与えます。
ハルメク世代はホルモンバランスの変化によって肌が乾燥しやすく、バリア機能も低下しやすい時期です。そのため、若い頃よりも些細な刺激でかゆみや赤みが出やすくなります。
また、汗をかいたまま長時間放置すると、ムレによって雑菌が繁殖しやすく、かゆみがさらに強まることがあります。
日常生活で座っている時間や歩いている時間が長い人、運動する機会の多い人は、特に摩擦が起こりやすいため注意が必要です。
放置すると慢性的なかゆみや炎症に発展する恐れもあります。早めに原因に気付き、対処することが大切です。
黒ずみができる可能性がある
パンツの食い込みによる摩擦や圧迫は、肌の色素沈着の原因になることがあります。
年齢を重ねて肌のターンオーバーがゆるやかになると、摩擦で生じたダメージが修復されにくくなり、その結果、色素が沈着しやすく黒ずみとして残ってしまうのです。
また、加齢により血行が滞りやすくなってくるため、摩擦や締め付けによる刺激が蓄積すると、さらに色素沈着が目立ちやすくなることもあります。
見た目の変化は下着を選ぶ際、着用する際の心理的な負担につながり、気持ちが沈む原因になる可能性も。
黒ずみは一度できると改善に時間がかかるため、原因の一つであるパンツの食い込みを防ぐことが、予防につながります。
ストレスを感じる可能性がある
パンツの食い込みは肉体的な不快感だけだなく、精神的なストレスにもつながります。
更年期に伴う心身の変化が起こりやすいハルメク世代は、ちょっとした違和感や不快感が大きなストレスとして積み重なりやすい時期です。
外出時に常に下着が気になったり、人前で下着のズレを治すことができず不安を感じたりすることで、集中力が削がれたり気分が落ち込みやすくなることもあります。
パンツがお尻やお腹に食い込む場合の対処法

外出先でパンツがお尻に食い込んでしまったとき、人の目につかないところで隠れて直したり、ズボンのポケットに手を入れてさりげなく引っ張ったりしている人も多いかもしれません。
しかし、食い込むたびにそのようなことをして対処するのは、ストレスになります。
それなら、年齢による体型の変化に合わせてパンツ自体を変えて対処する方が、悩みを解消できるのではないでしょうか。
ここでは、お尻への食い込みに対処するためのパンツ選びのポイントを紹介します。
正しいサイズのパンツを選ぶ
パンツのくいこみを防ぐために、まず意識したいのがサイズ選びです。
数字や普段の感覚だけで判断するのではなく、実際の体型に合わせて確認することが大切になります。
例えば、ウエストやヒップの採寸をメジャーで計り直し、メーカーごとのサイズ表と照らし合わせるだけでも、失敗を防ぎやすくなります。
ヒップは、立った姿勢で一番突き出ている部分と地面が水平になるように測ってください。
また、同じ「Mサイズ」でもブランドによって寸法が異なるため、購入時にはタグのサイズ表記よりも平置き寸法や適応ヒップサイズを確認しましょう。
ほとんどのショーツは試着できませんが、店舗などでズボンの上から試着が可能な場合は、立った状態だけでなく、座ったときにウエストや太ももに食い込みがないかもチェックし、少し余裕があると感じられるくらいのフィット感を基準にします。
サイズを具体的に見直すことで、日常の食い込みトラブルをぐっと減らせます。
食い込みにくい作りのパンツを選ぶ
見た目の好みだけでなく、「どの部分をどの程度カバーするか」を意識すると、食い込みにくいパンツを選びやすくなります。
例えば、ヒップ全体を包み込むフルバックやボクサーパンツ(ボーイレングス)のように足ぐりが水平にカットされたタイプは、安定感があり、動いてもずれにくいのが特徴です。
また、股上の深さも重要なポイントで、浅いローライズはズレやすく食い込みやすい傾向があります。
ビキニタイプ(ウエストよりも低い位置がはき込み丈のもの)もしくはスタンダードタイプ(ウエスト部分よりもやや低い位置がはき込み丈のもの)以上のものを選ぶと安心です。
さらに、縫い目の位置や幅をチェックするのもよいでしょう。縫い目が少ないシームレスショーツは、ショーツ全体がフィットするものが多く締め付けが少ないため、快適に過ごしやすく感じられます。
食い込みにくい素材のパンツを選ぶ
食い込みにくいパンツを選ぶなら、「どれだけ体の動きにフィットするか」を基準に選ぶことが大切です。
例えば、ポリウレタンなどの伸縮性のある繊維が混ざった生地は、体型の変化や動きに合わせて伸び縮みし、食い込みを防いでくれます。
パンツが食い込んだときに刺激やかゆみを感じる場合は、バックレースショーツやゴムの当たりが強い素材を避けてコットンなどの天然系素材を、ムレが気になる人は放湿性や吸湿性に優れたレーヨン素材を選ぶと心地よく過ごせます。
外出時はサポート力のあるストレッチ素材、リラックスタイムには柔らかさを重視した素材など、状況に合わせて素材を使い分けるのもおすすめです。
ヒップをしっかり包み込む「やわらかフィットショーツ」で快適に
「安定感があり、食い込みも気にならない下着を毎日身に付けたい」「価格と品質、着心地のバランスが取れたショーツを探している」
そのような場合、ヒップを下からしっかりと包み込むだけでなく、耐久性と肌あたりのよさも兼ね備えた「ハルメクリラックス・やわらかフィットショーツ(肌側綿100%)同色3枚組」がおすすめです。
身生地をたっぷりと贅沢に使用し、型崩れしにくく、ハルメク世代が気になる平らなお尻やぽっこりお腹もしっかり&スッポリとカバー。前身が長めの深い股上で、水平なウエストラインをキープします。

脚口テープでヒップ下もアールをかくようにしっかりフィットし、食い込みを抑えつつヒップをしっかり包んで逃しません。
ウエストテープ仕様でズレにくく安定感があるため、お腹に食い込まず快適に過ごせます。

直接肌に触れる部分の生地は天然素材の綿100%。筒状で脇につなぎめがなく、縫製は最低限にとどめていて、肌が敏感になりやすいハルメク世代が安心して着用できるのもポイントです。

年齢・体型に合ったパンツ選びで心地よい毎日を過ごそう
パンツの食い込みは、サイズや形、素材の選び方によって左右されやすい身近なお悩みです。
特に体型や肌質の変化が起こりやすいハルメク世代は、若い頃と同じ基準では合わなくなることもあります。
無理してそのままはいていると、肌トラブルやストレスの原因になることもあるため、下着の選び方を見直して負担を減らすようにしましょう。
ぜひ本記事を参考に、正しいサイズやデザイン、素材を意識して、自分らしく安心して過ごせる下着選びをしてみてください。
※記事内の価格は2025年9月5日のもので、すべて税込です。
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