なぜ市販の腰サポーターは「硬い・痛い」のか?締め付けない着け心地を目指した理由

「実は私自身、ひどいぎっくり腰持ちなんです」 そう語るのは、ハルメクオリジナルの腰サポーターの開発を担当した田村です。
ある日、会社でぎっくり腰になってしまった田村。慌てて近くの薬局で市販のメッシュタイプのサポーターを購入しました。
「さっそく着けてみたのですが……逆に痛くて。メッシュの素材が硬かったんです」
世の中の腰サポーターの多くは、鉄板のような硬いプレートが入っていたり、硬い素材でギュッと強く締め付けたりするものばかり。
確かに腰を固定するにはいいのかもしれませんが、私にとって日常的に着け続けるには「苦しい」「痛い」というストレスを感じるものばかりでした。だからこそ、肌触りが優しくて、締め付けすぎないサポーターを作りたかったんです。
そこで本商品ではガチガチに硬い板状のプレートではなく、しなやかに曲がる「メッシュ状の樹脂ボーン」を採用。さらに、背中の中央だけでなく両脇にもメッシュ状樹脂ボーンを追加して計4本に。腰を点で力任せに押さえるのではなく、面で優しく包み込む構造にしました。

「はめた瞬間にガチッと固めるのではなく、着けて動いているうちに『あれ? なんか楽だな』と気づくような、肌に馴染むサポート感を一番大切にしました」
サポーターにまさかの「綿混」?老舗インナーメーカーの無縫製技術が叶えた快適さ

肌に優しいサポーターを目指す上で、どうしても譲れなかったのが「「綿混(めんこん)」素材です。
「すっぽり穿く腹巻タイプなら綿混もあるんですが、ベルトタイプの腰サポーターで綿混って、なかなか見かけないんですよ」と田村は言います。
実は一般的なサポーターで綿混が使われない理由は、生地が柔らかすぎてサポート力が弱くなってしまうから。しかし今回、高い無縫製技術を持つ老舗インナーメーカーとのタッグにより、この常識を打ち破ることができました。
2枚の綿混生地(贅沢に綿を40%も!)を特殊な樹脂で貼り合わせることで、綿の柔らかさを保ちながら安定した支え感を実現したのです。
「せっかくの綿混の通気性を損なわないよう、樹脂はベタ塗りではなく『ドット状』に配置してもらいました。汗をかいても蒸れにくく、さらにニオイを抑える特殊な糸も使っているので、長時間つけても快適なんです!」
「ズレるのもベリベリ音も嫌!」日常生活のストレスをゼロにする妥協なき工夫

腰サポーターを使っている方の多くが抱える不満。それは「動いているうちにズレてくる」「トイレで『ベリベリ!』という脱着音が恥ずかしい」という日常生活でのストレスです。
「私自身、ズレるサポーターが本当に嫌いなんです(笑)」と笑う田村。
本商品は生地に「360度のストレッチ性」をもたせることで、体のあらゆる動きに追従し、まるで肌の一部のように動いてもズレにくい仕上がりになりました。


また、着脱音を抑えるテープの採用にも大きなこだわりがあります。 音が鳴らないテープは一般的な面ファスナーに比べて接着面が弱いと考えられがちですが、テープの横幅を贅沢に広く設計することでしっかりした接着面をキープ。
テープ自体が布のような質感のため、幅を広くしてもお腹にグサッと刺さることがなく、屈んだときも苦しくありません。

「洋服に響かないことも絶対条件でした。薄手のTシャツの下に着けても目立たないよう、あえて色は肌馴染みのいいベージュ1色に絞りました。とにかく『サポーターやってます感』が出ないようにこだわったんです」
【1年間使い倒して検証】「あ、ちょっとやばいかも」に寄り添うお守りサポーター

田村のサポーター開発は、机上の打ち合わせだけでは終わりません。試作品を常に仕事中も、家事のときも、電車に乗るときも、なんと約1年間毎日使い倒して検証しました。
「とにかく自分で着けて動いて、生活の中でどう感じるかを泥臭くテストし続けました。もちろん何度も洗濯しました。試行錯誤しながら作り上げたので、腰に悩みをもつ当事者の私が自信を持っておすすめします」
この腰サポーターは、病院で処方されるようなガチガチの治療器具ではありません。
「『あ、今日ちょっと腰にきそうだな』という予兆を感じたときに、サッと着けられる。苦しくないしズレないから、仕事中も家事のときもずっと着けていられる。そんな、みなさんの毎日にそっと寄り添う『お守りサポーター』として使っていただけたら嬉しいです」
開発者の実体験と老舗メーカーの技術が結実した、優しくて新しい腰サポーター。「硬い・ズレる・痛い」サポーターにお悩みの方は、ぜひ一度その安定感を体感してみてください。

これから朝晩の冷えが気になる時季、ぜひ「お守り」感覚でこの腰サポーターでケアをしてみませんか。冷えてガチガチの時、頑張りすぎて翌日腰が重だるい時など、1枚持っておくと安心感が違います。