前回のあらすじ
こんにちは!ハルメクのインナーチームです。
第1話「ショーツのせいで、お尻が4つに!?」はお読みいただけましたか?

ある日、お尻が4つになっている後ろ姿を見かけた開発担当者の住井。
「ずり上がらず、お尻のはみ出ないショーツを作ろう!」と、開発がスタートしました。
第2話 ずり上がらない設計を追求だ!
商品開発リーダー 住井(すみい)
長年女性用インナー開発に携わり、インナー愛あふれるベテラン。特技は、服の上から人のブラサイズを当てること。
商品開発担当 古川(ふるかわ)
住井の右腕として開発に奮闘。インナー愛の強い住井に振り回される運命を冷静に受け止めている。
インナー課長 落合(おちあい)
ありとあらゆる数字を操り、インナーチームの舵を取るボス。ボスだがチーム内で一番声が小さい。

ゴム不使用で締めつけず、ずり上がらない秘密
早速「ずり上がらない」設計に着手した開発担当の住井。

50代以降の女性の体形に合わせたショーツは何度も作ってきたので、お尻にフィットするパターンを作ること自体は、そう難しいことではなかったそうです。
マンガでは紹介できていませんが、絶賛開発中のこちらのショーツは股上が深くおなかまわりもすっぽり!

下は、お尻側を上にして置いたショーツです。ウエスト側の方が長くなっているのがわかりますか?
ゴムを使えば布を肌にとめるストッパーとなり、あっさりと解決するようなのですが……
「ゴムは絶対使わない!」
開発担当の住井は、そう決めていました。
肌がやわらかくなる読者世代は、締め付けが大の苦手。ゴムを使うと締めつけやかゆみの元となり、はき心地が悪くなるからです。
「いくら『ずり上がり』が解消されても、365日快適に過ごせなかったら意味がない!」

そんな強い意志でゴムの代わりを探し、ついに「極薄テープ」を使うという方法にたどり着きました!
薄いテープなら締めつけず、肌あたりも問題なし。ハルメク世代のやわらかいお肉なら、テープでもきちんと支えてくれることがわかったのです!
「ずり上がらない」設計が完成し、ついに読者さんへモニターを依頼するステップへ。
完成に向けた階段を、1段ずつ上っています!
(おまけ)ところでインナー課長って何者…?
さて、マンガ内で「OK」サインを出していた男性にはお気づきになりましたか?
商品開発のリーダーは住井なのですが、販売企画や通販カタログの誌面編集を含め、インナーチーム全体を率いるのが「インナー課長」の落合です。
「女性用インナーの課長が男性!? いったい何をしている人なの?」と思われるかもしれません。

たしかに商品の試着はできません……が、代わりに(?)たくさんのデータを操り、いつ何をどんな方法で販売するべきなのか、などなど立案しています。
さまざまなメンバーの集まったインナーチーム一丸となって、みなさまから愛されるインナー作りを目指しています!
最後のコマに登場した、バラを背負った男性のご紹介はまた次回……。
次回は8月8日更新。お楽しみに!
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