年齢肌のファンデーションに「保湿力」が重要な理由

肌の水分や皮脂が減り、乾燥やハリ不足が気になりやすくなる50代からのハルメク世代。
若々しい印象を保つには、スキンケアだけでなく、日中の肌を守るファンデーションにも高い保湿力が求められます。
ここでは、ハルメク世代のファンデーションに「保湿力」が重要な理由を紹介します。
更年期以降は肌に変化が起こりやすいから
更年期以降は、女性ホルモン・エストロゲンやヒアルロン酸の減少や、肌のバリア機能低下などにより肌環境が大きく変化する時期です。
皮脂分泌量や水分保持力が低下し、乾燥やハリの低下、小ジワといったお悩みが現れやすくなります。
これまでと同じメイクをしていても、粉っぽさやヨレが気になると感じることが多くなるのはこのためです。
だからこそ、肌にうるおいを与えながらメイクできるファンデーションが欠かせません。
年齢肌には、メイクしながら保湿もできるタイプを選ぶことで、しっとり感と若々しいツヤを両立できます。
乾燥がメイク崩れやシワの目立ちに影響するから
肌が乾燥すると、ファンデーションが密着せず、ヨレや浮きが起こりやすくなります。
さらに、目元や口元など動きの多い部分では乾燥によりシワが深く刻まれたように見え、実年齢以上に老けた印象を与えることもあります。
朝しっかりとスキンケアで保湿をしても、日中に水分が失われると乾燥崩れは防げません。
そのため、肌にうるおいを与えるだけでなく、長時間うるおいをキープできる保湿力の高いファンデーションを選ぶことが大切です。
保湿力が高ければ、時間が経ってもシワやくすみが目立ちにくく、メイクの美しさを保ちやすくなります。
うるおいによるツヤ感が若々しい印象を与えるから
年齢を重ねると、肌のハリやツヤが失われ、全体的にくすんだ印象になりがちです。
ツヤのない肌は光を反射しにくく影ができやすいため、実年齢より老けて見えることも少なくありません。
保湿力の高いファンデーションは肌表面をなめらかに整え、理想の肌質を演出しやすくしてくれます。
うるおいで満たされた肌は自然な光沢を放ち、顔全体がふっくらと明るく見えます。
しっとりとしたツヤは若々しく見せるポイントであるため、保湿力のあるベースメイクは年齢肌におすすめです。
ハルメク世代におすすめの保湿系ファンデーションの選び方

年齢を重ねると肌の状態や悩みが変化するため、ファンデーション選びも見直しが必要です。特に乾燥しやすいハルメク世代は、保湿力を意識したアイテムを選ぶようにしましょう。
ここでは、年齢肌に合った保湿系ファンデーションを選ぶポイントを紹介します。
肌質に合ったタイプ(リキッド・クリーム・クッション)を選ぶ
ファンデーションにはさまざまなタイプがあり、それぞれに仕上がりや保湿力が異なります。
乾燥しやすい肌には、油分をほどよく含んだリキッドタイプやクリームタイプがしっとり感を保ちやすい傾向にあります。
一方で、ツヤと軽やかさを求めるならクッションタイプも人気です。
自分の肌質や仕上がりの好みに合うタイプを選ぶことで、日中の快適さやメイク持ちも変わってきます。
セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分が豊富なものを選ぶ
保湿成分が配合されたファンデーションは、日中の乾燥を防ぎやすく、しっとりとした仕上がりをサポートしてくれます。
特にセラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランなどは、年齢肌のうるおい不足を補うのに役立つ成分としてよく知られています。成分表示や商品説明をチェックして、これらの保湿サポート成分が入っているかを確認しましょう。
保湿成分が豊富なアイテムを選ぶことで、メイクをしている間の肌のうるおいを守りやすくなります。
ツヤ感とカバー力のバランスもチェックする
年齢を重ねた肌は、乾燥によってツヤが失われたり色ムラやくすみが目立ちやすくなります。
ツヤ感が強過ぎるとテカリに見え、カバー力が強過ぎると厚塗り感が出ることもあるため、ツヤとカバー力のバランスが重要です。
自然なツヤを与えながら気になる部分はカバーできるタイプを選ぶと、厚塗りにならず、軽やかで若々しい印象に仕上がります。
テスターやお試しの小さいサイズのものなどを使い、実際に肌に乗せたときの仕上がりや質感を確認して選ぶと安心です。
季節・肌質・シーンに合わせて使い分ける
肌の状態は季節や体調によって変化しやすいため、ファンデーションを一つに固定せず使い分けるのもよいでしょう。
乾燥が気になる冬はしっとり感のあるクリームタイプ、汗や皮脂が出やすい夏は軽やかなリキッドタイプやクッションタイプ、といったように使い分けるとメイク崩れを防ぎやすくなります。
さらに、シーンに合わせた使い分けも意識するとより快適です。
お散歩や友達との軽いランチなど、ナチュラルな仕上がりで十分な日には、美容液や下地、UVケアなどが一体になった多機能タイプを選ぶと時短にもなり、肌への負担も少なく済みます。
一方、フォーマルな場や人前に出る機会には、カバー力や持ちのよいタイプで丁寧に仕上げることで、きちんと感や華やかさを演出できます。
このように、季節や肌質、シーンに合わせて使い分けることで、どんな日も心地よく、美しい仕上がりを保ちやすくなるでしょう。
ファンデーションの保湿力を引き出す使い方

保湿力の高いファンデーションも、使い方次第で仕上がりや持ちが大きく変わります。
ここでは、ファンデーションの保湿力を引き出すための使い方をご紹介します。
メイク前の保湿ケアと下地でうるおいを仕込む
ファンデーションの保湿力を高めるには、メイク前の肌作りが欠かせません。
まずは洗顔後に化粧水や美容液でたっぷりと水分を与え、乳液やクリームで油分をプラスしてうるおいを逃さないようにします。
スキンケアがなじんだら、保湿成分が含まれた下地を使ってファンデーションが密着しやすい状態に整えましょう。
しっかりとした保湿ケアと下地のひと手間で、メイク後の乾燥や崩れを防ぎやすくなります。
保湿系ファンデーションは少量ずつ薄く伸ばす
保湿力の高いファンデーションは、厚く塗ると崩れやすくなることがあるため、塗り方が重要です。
乾燥しやすいからといって多めに使うのではなく、少量を薄く伸ばすのがポイント。
指先やスポンジで目の下の三角ゾーンから外側へ優しく広げ、フェイスラインや小鼻、口周りなどの細かい部分は、スポンジの角を使って丁寧になじませます。
少量ずつ塗ることで肌との密着感が高まり、厚塗り感を防ぎながら自然なツヤ感を演出できます。
日中にうるおいをプラスして夕方までしっとり肌をキープ
どんなに丁寧にメイクをしても、日中の乾燥や冷暖房の影響でうるおいは徐々に失われていきます。
午後以降のメイク崩れを防ぐためには、こまめな保湿ケアを取り入れることが大切です。
メイクの上から使える保湿ミストで乾燥した部分にうるおいを補えた後、必要に応じてファンデーションを薄く重ねれば、ヨレを防ぎつつ、ツヤとしっとり感を取り戻しやすくなります。
ハルメク世代におすすめ!保湿力の高いファンデーション5選

ここからは、編集部が厳選した、ハルメク世代におすすめな保湿力の高いファンデーション5選を紹介します。
ハルメク 薬用美肌ヴェール

「ハルメク 薬用美肌ヴェール」は、年齢肌や乾燥しがちな肌をうるおいで包み込む肌色乳液。
なめらかに伸びて肌の色ムラを自然に整えながらツヤ感を演出するため、ファンデは使いたくないけれど、肌はきれいに見せたい人におすすめです。
セラミドポリマー(※1)が肌表面をなめらかに整え、ハルメクオリジナルの7種のエイジ発酵素(※2)がしっとり感をサポートします。

また、1本で乳液・美容液・化粧下地・シワ改善・薄化粧・日焼け止め(SPF50・PA ++++)・美白(※3)の7つの役割を兼ね備えているのも魅力です。

軽やかなつけ心地で自然に色ムラを補正でき、無香料・アルコールフリーなど肌への優しさにも配慮されています。
メイベリン フィットミーリキッドファンデーション

「メイベリン フィットミーリキッドファンデーション」は、みずみずしいツヤ感と素肌のような軽さが特徴のリキッドタイプ。
ナイアシンアミド(保湿成分)やグリセリンを配合し、うるおいを保ちながらなめらかな肌に整えます。
薄膜で肌にフィットして崩れにくく、気温差による乾燥やゆらぎが気になる肌にも使いやすい処方です。
使うたびにうるおい感が高まり、しっとり柔らかな印象の肌を目指せます。
インテグレート グレイシィ モイストクリーム ファンデーション

「インテグレート グレイシィ モイストクリーム ファンデーション」は、しっとりツヤやかなハリ肌に仕上げる保湿クリームファンデーション。
グリセリンやヒアルロン酸Na(保湿成分)を配合し、なめらかに伸びて肌をうるおいで包み込みます。
小じわやくすみ、毛穴を自然にカバーし、肌年齢を感じさせにくい仕上がりに。
SPF22・PA ++で日常の紫外線対策にも使いやすく、オールシーズン快適に使える点も魅力です。
ラネージュ ネオクッション ミュイ

「ラネージュ ネオクッション ミュイ」は、89%がスキンケア成分(水を含む整肌・保湿成分)を占めるクッションタイプのファンデーションです。
メイク中もうるおいを保ちやすい設計で、パンテノールやヒアルロン酸、ナイアシンアミド、セラミドNP、スクワランなどの保湿成分を配合し、乾燥しやすい肌もみずみずしく整えます。
軽やかに密着して毛穴や色ムラを自然にカバーし、重ねても厚塗り感が出にくいのも特徴。時間が経ってもくすみにくく、ツヤ感のある仕上がりが長時間続きやすいアイテムです。
ナチュラグラッセ スキントリートメント ファンデーション

「ナチュラグラッセ スキントリートメント ファンデーション」は、天然由来成分を中心に配合し、肌への優しさに配慮した処方のリキッドタイプ。
植物性オイルをブレンドしたトリートメントマスク処方で、メイク中も肌をうるおいで包み込み、ツヤ感のある仕上がりに導きます。
薄膜で均一にフィットして素肌感を活かし、ルテイン(キサントフィル)配合でブルーライトもカット。下地不要で軽やかな使い心地も魅力です。
乾燥しがちなハルメク世代に必要なのは保湿力の高いファンデーション
ハルメク世代の肌は乾燥しやすく、保湿力のあるファンデーション選びが仕上がりの美しさと快適さを左右します。
肌質や季節、シーンに合わせてタイプを使い分け、保湿成分をチェックすることが大切です。
さらに、スキンケアと下地でうるおいを仕込んだうえ、日中も保湿ミストなどをプラスすることで、しっとり感とツヤを長時間キープしやすくなります。
ぜひ、今回紹介したアイテムで、乾燥しがちな肌を優しく包み込みながら、美しい仕上がりを目指してください。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
※記事内の価格は2025年9月17日時点のもので、すべて税込です。
(※1)グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体。
(※2)セイヨウナシ果汁発酵液、ホエイ(2)、加水分解ヒアルロン酸、ハス種子乳酸菌発酵液、ハイビスカス花発酵液、ローヤルゼリー発酵液、ハトムギ発酵液。(すべて保湿成分)
(※3)メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。
▪️この記事で紹介した商品はこちら▪️
- 「ハルメク 薬用美肌ヴェール」
- 「メイベリン フィットミーリキッドファンデーション」
- 「インテグレート グレイシィ モイストクリーム ファンデーション」
- 「ラネージュ ネオクッション ミュイ」
- 「ナチュラグラッセ スキントリートメント ファンデーション」
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