肌タイプは大きく分けて4種類

肌質には大きく分けて「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「普通肌」の4つのタイプがあり、それぞれ水分量と皮脂分泌のバランスによって決まります。
乾燥肌は水分と油分の両方が不足し、肌のバリア機能が弱まりやすい状態です。皮膚表面が粉を吹いたように見えたり、洗顔後のつっぱり感や小じわが目立つことがあります。
脂性肌は皮脂の分泌が過剰で、ベタつきや毛穴の詰まりが気になります。朝起きたときやメイク直後のテカリやベタつき、毛穴の黒ずみやぶつぶつが現れやすい状態です。
混合肌は顔の部位によって乾燥と脂性が混在していて、Tゾーンが脂っぽく、頬が乾燥している場合が多いでしょう。
普通肌は水分と皮脂のバランスが適度でうるおいと健康的なツヤがあります。ファンデーションののりもよく、ヨレたり崩れたりすることが少ないです。
年齢による肌タイプの変化

年齢を重ねると、女性ホルモンの減少や基礎代謝の低下により、肌の水分と油脂のバランスが乱れやすくなります。
ここでは、年齢による肌タイプの変化を紹介します。
女性ホルモンの減少による肌の変化
更年期を経験し、女性ホルモン・エストロゲンが急激に減少する50代以降のハルメク世代。
これに伴い、肌のハリや弾力を支えるコラーゲン・エラスチンの生成が大幅に減少し、肌内部の支持組織が弱まりやすくなり、その結果、肌のたるみやしわ、毛穴の目立ちが顕著になることもあります。
女性ホルモンは肌の水分保持やバリア機能の維持にも関わっているため、減少すると肌が乾燥しやすくなります。
ハルメク世代の肌悩みは女性ホルモンと強く連動しているため、ホルモンの変化に応じた保湿やハリケア、メイクアイテムの選定が必要です。
ターンオーバーの遅延と乱れ
ターンオーバーは肌の表皮が約28日で新しく生まれ変わる仕組みですが、加齢やホルモンの減少により、周期が大幅に遅れていきます。
これにより、古い角質やメラニンが肌表面に長くとどまり、くすみやシミ、ざらつきなどの肌トラブルが引き起こされます。
また、ターンオーバーが不規則になると、未熟な角質が早く表面に出てきてしまい、外的刺激に弱い敏感肌になることもあるでしょう。
周期の遅れは肌の透明感低下やキメの乱れを招くため、日々の保湿や角質ケアでターンオーバーをサポートすることが大切です。
皮脂分泌量の低下とインナードライの増加
加齢に伴って皮脂の分泌量は徐々に減少するものの、表面は脂っぽいのに内部は乾燥している「インナードライ」という状態になる人が増えます。
この状態は、表面の皮脂が過剰に分泌されているため、テカリや毛穴の目立ちを感じる一方で、角質層の内部が水分不足で乾燥しています。
インナードライは肌のバリア機能が低下しているサインでもあり、保湿不足や過剰な皮脂対策で肌のバランスを崩す悪循環になりやすい状態です。
ハルメク世代は保湿と皮脂コントロールの両方に注意して、脂を取り過ぎず、しっかり肌にうるおいを与えましょう。
紫外線や生活習慣などによる肌老化
ハルメク世代は、年齢による変化だけでなく、長年浴び続けた紫外線ダメージや生活習慣も肌状態に大きく影響します。
紫外線は肌内部のコラーゲンやエラスチンを破壊し、シミやしわ、たるみを進行させます。
また、睡眠不足や不規則な食生活、慢性的なストレスも肌の再生やバリア機能を低下させる原因になるため、紫外線対策や規則正しい生活、ストレスケアに加えて保湿をたっぷり行って、これらのダメージに対抗することが重要です。
乾燥肌?脂性肌?シチュエーション別肌タイプの見分け方

美しい肌をキープするためには、自分がどの肌質かを正しく知ることが重要です。「脂性肌だと思っていたら実は乾燥肌だった」というケースもあるため、肌タイプの見分け方を知っておきましょう。
ここでは、肌タイプの見分け方をシチュエーション別に紹介します。
朝起きてすぐの肌状態をチェックする
朝起きた直後の洗顔前の肌状態は、その人本来の肌質が現れやすく、客観的に判断しやすいタイミングです。
鏡の前で顔全体やフェイスライン(Uゾーン)のベタつき、カサつき、テカリなどをよく観察しましょう。
全体的にカサついている場合は乾燥肌、反対に全体がベタついている場合は脂性肌の傾向が強いです。Tゾーンだけテカって他の部分は乾いている場合は混合肌の可能性もあります。
定期的にチェックすると、季節や体調の変化による肌質の違いも早めに察知でき、適切なケア方法を見つけやすくなります。
洗顔後の肌の状態を観察する
洗顔後は、肌に本来備わっているうるおいバリアの状態や、皮脂分泌のバランスが現れやすいタイミングです。
ぬるま湯で優しく洗顔した後、化粧水や乳液をつけずに10分間ほど自然な状態で待ってみてください。
もしすぐにつっぱり感やカサつき感が出てくるようなら乾燥肌、あまり変化がなくベタつきもカサつきもない場合は普通肌です。一方、10分以内にTゾーンや全体に皮脂が浮いてきて、テカリが出る場合は脂性肌の可能性が高いでしょう。
また、他の部分は乾燥を感じるけれど、Tゾーンだけは皮脂が多いという場合は、混合肌と判断できます。
このチェックを朝と夜の異なるタイミングで行うと、肌の傾向がより正確にわかります。
メイクのりや崩れ方に注目する
ファンデーションやメイクのり、その持ちや崩れ方も、肌質のセルフチェックに役立ちます。
メイク直後、密着感があり粉浮きしにくいなら、肌の水分バランスが整っている証拠です。時間が経ってすぐにヨレたり、パウダーやファンデーションが浮く場合、特に小ジワ部分にたまりやすいなら乾燥肌の可能性が高いといえます。
逆に朝から夕方にかけてTゾーンのテカリやメイクの崩れが気になる場合は、脂性肌の傾向にあります。
ハルメク世代は年齢による肌弾力の低下でファンデーションの密着感が弱まり、肌トラブルが目立ちやすいため、メイクの仕上がりを通じて日々の肌状態を見直すことが大切です。
目元や口元の状態をチェックする
顔全体を見るだけでなく、目元や口元などの細部にも注目しましょう。
乾燥肌は特に目尻や口角など皮膚の薄い部分に小じわが増えたり、メイクのりが悪くなったりする傾向があります。
脂性肌の場合は、これらの部分にも皮脂によるベタつきや毛穴詰まりがみられることもあります。洗顔やスキンケアの後によく確認してみてください。
また、季節や体調によって部分的なトラブルが発生することもあるため、普段と違う違和感がある場合は、スキンケアやベースメイクを変えるタイミングかもしれません。
部分ごとの肌状態をしっかりと把握して、全体の肌質をより正確に見極めましょう。
季節の影響を定期的に確認する
肌質は加齢だけでなく、季節や生活習慣の変化によっても大きく影響されます。
一般的に、冬は乾燥しやすくなり、夏は皮脂分泌が活発になって脂性肌に傾きやすいです。また、不規則な生活、食事の乱れ、睡眠不足、ストレスなども肌質を一時的に変化させる大きな要因になる可能性があります。
そのため、「自分は乾燥肌」「昔から脂性肌」と決めつけず、定期的にセルフチェックを行って、今の肌状態を正しく知ることが大切です。
肌状態に合わせて柔軟にケア方法やベースメイクを変えることで、トラブルを未然に防ぎ、美しい肌をキープしましょう。
ハルメク世代はファンデーション迷子になりやすい時期

ハルメク世代は、年齢によるホルモンバランスの変化やターンオーバーの乱れ、乾燥やくすみ、シミ、毛穴の目立ちなど、年齢を重ねたことによる肌悩みが増えやすい時期です。
「今までのメイクがしっくりこない」という人も多いのではないでしょうか。
乾燥しやすいのにTゾーンはテカるなど、肌質が複雑化しやすく、乾燥肌と脂性肌、混合肌の判別も難しくなります。そのため、「どのファンデーションを選んでもうまく仕上がらない」と感じ、ファンデーション迷子になりがちです。
ハルメク世代のベースメイクで大切なのは、年齢や肌質の変化に合わせて使うアイテムを見直すこと。
適切なファンデーションを選ぶことで、肌の変化や悩みをカバーし、より若々しく明るい印象を演出できます。自分の肌をよく観察しながら、その時々の肌質と悩みに合ったファンデーションを選びましょう。
ハルメク世代の肌質別ファンデーションの選び方

年齢を重ねて肌質が変化すると、肌悩みも変わってくるため、長年使っていたファンデーションが合わなくなってきたという人も多いのではないでしょうか。
ハルメク世代は、肌質や悩みが人それぞれ大きく異なります。自分の肌質を正しく知ったうえで、それぞれに合ったファンデーションを選び、若々しい肌を演出しましょう。
ここでは、肌質ごとにおすすめのファンデーションの選び方を紹介します。
乾燥肌のファンデーション選びのポイント
乾燥肌の人は、日中に肌のつっぱりや粉吹き、メイク崩れが気になりやすい傾向があるため、保湿成分がたっぷり配合されたクリームタイプやリキッドタイプがおすすめです。
肌にしっとりと密着するものを選ぶことで、小じわやくすみもナチュラルに隠せます。
脂性肌・混合肌のファンデーション選びのポイント
脂性肌やTゾーンだけテカる混合肌の人には、油分の少ないリキッドタイプやパウダータイプが適しています。
皮脂コントロール機能があるものや皮脂吸収成分が配合されているものもおすすめですが、水分と油分のバランスが取りやすく、厚塗りにならないものを選ぶと、軽やかで自然な仕上がりになります。
混合肌の場合は、部分使いでタイプを変えるのも有効です。
しっかりと保湿してから油分の少ないリキッドタイプを顔全体に塗り、皮脂が気になりやすい部分だけパウダーを重ねるなどして工夫するのもよいでしょう。
普通肌・悩みが少ない人のファンデーション選びのポイント
普通肌や悩みが少ない人は、水分と油分のバランスがよいため、多くのファンデーションが使えます。
ナチュラルなツヤ肌に仕上げたいならリキッドやクッションタイプ、手軽さを重視するならパウダータイプや軽いメイクができる肌色乳液などを使うのもおすすめです。季節やその日のコンディションによって使い分けるのもよいでしょう。
ただし、肌悩みがあまりなくても、SPFやPAなどの基本的なUVケアは取り入れてください。肌に負担が少ない美容液成分入りのアイテムも積極的に活用しましょう。
肌悩みや目的に合ったファンデーションを選ぶのも一つの方法
しわやたるみ、シミ、くすみなど、ハルメク世代ならではの肌悩みには、悩みのタイプに特化したファンデーションを選ぶのも一つの方法です。
しわが気になる場合は、有効成分ナイアシンアミドなどのシワ改善成分入りのものや、光拡散効果で凹凸を目立ちにくくするタイプを選びましょう。
また、ツヤ感や明るさを演出できる処方のものを選ぶと、若々しく健康的な印象を与えます。
どんなタイプのファンデーションであっても、肌に優しい処方や紫外線カット機能がついているものを選ぶことが重要です。
ゆらぐハルメク世代の肌に!スキンケア感覚で使える『薬用美肌ヴェール』
乾燥や皮脂バランスの不安で悩むハルメク世代のゆらぎ肌に寄り添う『ハルメク 薬用美肌ヴェール』は、スキンケア感覚で気軽に使える肌色乳液です。
年齢とともに乱れやすいバリア機能やターンオーバーを意識し、7種のハルメク・エイジ発酵素(※1)を配合。発酵の力で低分子化された成分が肌に浸透(※2)し、ふっくらとうるおいます。
さらに、有効成分ナイアシンアミド配合で、シミ予防(※3)やしわ改善ができるのも、『ハルメク 薬用美肌ヴェール』の魅力です。
SPF50・PA ++++の日焼け止め効果もあり、乳液から美容液、化粧下地、薄化粧など1本で7役もこなしてくれるため、散歩やランチなどのちょっとしたお出かけもこれ1本でOK!
プリズムパールの光反射効果で、くすみや肌の色ムラを飛ばして、透明感のある肌を演出します。
年齢を重ねてこれまで使っていたファンデーションが合わないと感じている人、年齢に応じたスキンケア・メイクアイテムを探している人は、ミニサイズが600円(送料はハルメク負担)で手に入るお得なこの機会に、ぜひ試してみてください。
肌タイプを正しく見極めて美しい肌を手に入れよう
女性ホルモンの減少やターンオーバーの乱れなどにより、肌タイプや状態が変化しやすく、乾燥肌や脂性肌、インナードライなど複雑な肌質に悩む人が増えるハルメク世代。
これまで自分が思っていた肌質ではなくなることも多く、いつの間にかスキンケアやベースメイクが合わなくなることもあるでしょう。
重要なのは、自分の肌タイプを正しく見極め、肌悩みに応じた正しいケアやメイクをすることです。
ぜひ、本記事を参考に、若々しく美しい肌を手に入れてください。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
(※1)セイヨウナシ果汁発酵液、ホエイ(2)、加水分解ヒアルロン酸、ハス種子乳酸菌発酵液、ハイビスカス花発酵液、ローヤルゼリー発酵液、ハトムギ発酵液(全て保湿成分)
(※2)角質層まで
(※3)メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
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