教えてくれたのはこの人!

1955年生まれ。早稲田大学法学部卒。長年、大手化粧品会社でブランドマーケティングを担当。メイクアップアーティストブランド「RMK」、大人の女性のためのコスメティックブランド「SUQQU(スック)」、「CHICCA(キッカ)」を立ち上げる。2012年10月に中高年向けのスキンケア&メイクを学ぶための「若創り学教室」を東京、銀座にオープン。メディアでも活躍。
大人のまぶた、克服すべきはここ!
年齢を重ねるとまぶた周辺の脂肪やハリが失われて目の周りが凹み、まぶたが目にかぶさってきます。まぶたは下がりますが眉は上がるので、眉と目の間が間延びした印象に。
さらにまぶたがくすみやすくなるため、全体的に暗くなります。この「かぶさり」「くすみ」を上手にカバーすることで、大人に似合う素敵なアイメイクが完成します。
大人のアイメイク成功のカギは「色と質感」!
くすみや凹みを明るさでカバーするハイライトカラー、広くなったまぶたを自然に引き締めるメインカラー、まつ毛が抜けてぼやけた目の際をくっきりさせるシェードカラーの3つを使います。
基本のアイメイク
まぶた全体にハイライトカラーを塗ります。ブラシを使ってふんわりと、アイホールのくぼんだ部分に光を当てるイメージで。眉下にまで塗るとそのすぐ下のくぼみがかえって目立つので気を付けて。
STEP.1で塗った範囲の下半分に、メインカラーを塗ります。まつ毛の生え際から上に向かって少しずつ。目尻側に多めに入れると引き締め効果がアップ。
シェードカラーを塗ります。細いチップを使い、まつ毛の生え際に細く塗ります。下まつ毛の際にも塗ると、さらに目力がアップ(上まぶたよりやや薄めに)。
アイライナーでさらに目力アップ!
筆先をまつ毛のキワにあて、ちょこちょこ左右に動かして間を埋めます、たるみまぶたはまっすぐな線を描きにくいので、無理に1本の線を引こうとしなくても大丈夫!


大人のアイメイクでこんなに変わる!
ぼんやりした印象の目もとがくっきり、目力が出て笑顔まで明るく!
今回のメイクに使ったのはこれ!
浅香さんのおすすめポイント
「大人のアイメイクに必要な色を厳選したパレット。ハイライトにはオレンジ、メインには少し赤みを忍ばせてあります。まぶたにハリがあるように見せる細かいパールもポイント。大人向けに光り方を調整しているので、ギラギラせず品よく見えます」

浅香さんのおすすめポイント
「大切なのは色。大人は白目が黄ばんで黒目とのコントラストが弱くなるため、アイライナーが真っ黒だと黒目が負けてしまいます。これは深いオリーブ色で、黄ばんだ白目にもなじみやすく、目もとを無理なく引き締めてくれますし、黒より失敗が目立たないんです。そしてコシ。まばらになったまつ毛の間に分け入りやすく、たるんだまぶたにもしっかり色をのせられます 」
アイメイクの疑問、一問一答
Q.私に似合う色が分かりません。
浅香さんのA.
まずはここで紹介した「くすまない」ベーシックなブラウン系を。この色をマスターすればどんどんカラフルなものにもチャレンジできます。若い頃とは肌色、ヘアの色、洋服の好みなどが変化しているので、昔使っていたのと違うものを選んでみてもよいですね。
Q.まぶたの片方はかぶさっていて、片方はそうでもなく、左右差が気になります。
浅香さんのA.
かぶさっている方の目尻側を少し濃いめ・太めに描くと良いでしょう。ただ他の人は自分で鏡を見るように至近距離でジッと見比べたりしませんので、気にしすぎなくても大丈夫ですよ。
Q.まぶたのかぶさりのせいか、目が小さくなりました。少しでも大きく見せたい!
浅香さんのA.
アイシャドウのシェードカラー(締め色)と、アイラインをしっかり入れましょう。ぼんやりした目がくっきりして、印象的な目元になりますよ。
Q.アイラインが上手に入れられません。
浅香さんのA.
一度で上手にできる方はなかなかいません。あきらめず何度か描いているうちに上達して、手放せなくなります。目元がよく見えない場合は、拡大鏡を使うという方法もありますよ。
大人のアイメイクでもっと素敵に!
目もとは顔の印象を大きく変える大切なパーツ。アイシャドウの色や塗り方ひとつで、もっと素敵に、なりたい自分に近づけます。また、ぼんやりしがちな大人のまぶたでこそ威力を発揮するアイライナーも、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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