1.トレンドの横長バッグ。実は大人世代にとっても嬉しい事尽くし!

ワンピースに合わせる小物があれば、もっと着こなしの幅が広がるのではないか? そんなアイデアを皆で考えていたある日。
「今、すごく“横長”バッグが流行っているじゃない? この大人用を作ったら、絶対に使えると思うんだけど……」とちがやさんから提案が。
確かにバッグはコーディネートの要。絶対に持って出かけるし、存在感もあります。
また“横長”バッグはおしゃれで品があり、カジュアルにもエレガントにも使えるいい形です。
とはいえ、数シーズン使って終わりになるトレンドものは読者の皆様にはふさわしくないですし、メガネケースに長財布など、大人に必要な荷物の容量は欠かせません。
それらを兼ね備えた横長バッグ開発への道が始まりました。

横長バッグのいいところは、とにかく中が見やすいこと。奥のほうで迷子になりがちな物がしっかり見渡せて探しやすいのです。
しかし巷で流行している横長バッグの中には、底が浅すぎて荷物が入らないものも。
さらに素材も重要です。安価なものだと大人が持つにはちょっと安っぽすぎたり、かといってブランド物だと手が出せないほど高価だったり。
「どんなオケージョンでも使える本革で、できれば軽いものがいいよね」と、サチコさん・ちがやさんと話して開発を進めていきました。
それらをすべてクリアしたのがこの“大人のための”横長バッグ。
特にこだわったのは、中のポケットの形。
ちがやさん曰く「大きめと中くらいのポケットを斜めに重ねた、この形がすごく優秀! 立体的でサッと取り出しやすい。私はここにスマホとメガネをしまいます。その2つって両方絶対に必要なのに『どちらか片方見つからない』ことがよくあるんですよね(笑)」

他にもサッと開閉しやすい持ち手の大きなダブルファスナーや、コートを着ていても肩にかけやすい長さのハンドル……実際に大人世代が使うことを考え抜いて、1か所ずつ、ミリ単位でこだわり抜きました。
2.実は”スカーフ屋の娘”!サチコさんの情熱を形にした大判シルクスカーフ

もう1つのコラボ小物は、シルク100%の大判スカーフ。こちらはサチコさんの発案です。
「シルクのスカーフっていうと皆、使うときに身構えちゃうんだけど、もっとアクセサリー感覚で自由に楽しんでほしい」とサチコさん。
サチコさんの実家はスカーフ屋を営んでおり、小さい頃からスカーフが非常に身近で、着こなしによく取り入れるそう。
「特に大きなサイズのスカーフは、サッと羽織るだけでサマになるから、本当に便利なのよ」
今回のシルクスカーフを手掛けたのは、「丸加」。
1952年の創業以来、横浜の地場産業である捺染プリント技術を駆使し、シルクスカーフを中心とした商品を生み出してきた老舗です。

「丸加」のベテラン絵師とサチコさんが、直接話しながら描き上げたのが今回の柄。上の写真はまだ途中の段階です。
何度も描き直し、色を調整し、最後の最後まで妥協せずに仕上げました。
10種類以上の草花を散りばめ、四隅には全て違う草花を配置したことで、どこを端にしても違う表情が楽しめます。
目に鮮やかながら品がよく、地色は少しだけクリーム色がかった白で、顔にすんなりとなじむ色みにこだわりました。
3.一瞬で垢抜ける! スカーフの巻き方&横長バッグの使い方実例
「アクセサリー感覚でいい」と語るサチコさんのスカーフの巻き方は至ってシンプル。
1辺108㎝の大判スカーフを2つ折りにして、体の前でクルッと巻いただけのスタイル。
まるでネックレスのように、シンプルなシャツがたちまち華やかなお出かけ着に変わります。
結び目をうしろに持ってくれば、また違った表情に。

ちがやさんは付属のスカーフリングを使ったアレンジを。スカーフを縦に畳み、リングに通して、横にずらすだけの簡単なアレンジで、ゴージャスな印象に。

髪の長い方はこんなアレンジでリボン代わりにも。顔まわりにボリュームが出て、アクセサリーも要りません。
編集スタッフも自分らしい使い方にチャレンジ!
スカーフをいつもの上着にサッと肩掛け。ベーシックで硬い印象のある黒のレザーバッグも“横長”だからこそ抜け感が生まれます。

シルクのスカーフ&レザーバッグだからといって、きちんと感ある服装と合わせなきゃ、なんてことはありません。
デニム上下のカジュアルな服装に、サッと結んだスカーフと赤のレザーバッグを差し色として。バッグの赤とスカーフの柄の色がリンクして、全身にまとまりが生まれます。
スカーフをバッグの持ち手に巻くスタイルも素敵。白×白で冬のコートスタイルが一気に華やぎます!
足元やインナーにも白を差すことで、一気におしゃれ上手な印象になりますよ。
「誰もが自分らしく、自由に楽しめる」。そのコンセプトはワンピース(※記事1本目を参照)と同じです。
人の数だけ、着こなしが生まれるスカーフとバッグ。あなたならどんな風に使ってみたいですか?
撮影=玉井俊行、川口順子(ハルメク)
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