【外反母趾ソックス開発秘話①】私の「普通」じゃなかった足、靴下開発の道のり

【外反母趾ソックス開発秘話①】私の「普通」じゃなかった足、靴下開発の道のり

子どもの頃から「これが普通」と思っていた足の形。痛みとの出会い、ケアの挫折、そしてたどり着いた“続けられるケア”。外反母趾に悩む、ヘルスケア商品の開発担当・田村が「自分のために、同じ悩みの人のために」と考えた靴下開発ストーリーです。

1.「これが普通の足だと思ってた」外反母趾との出会い

「これが普通の足だと思ってた」外反母趾との出会い

こんにちは、ハルメクのヘルスケア商品の開発担当をしている田村です。私は、いわゆる「生まれながらの外反母趾」です。

祖母も同じ足だったので、小さい頃から「これが普通」だと思っていました。
初めて「私の足、ほかの子たちとちょっと違うかも?」と気がついたのは中学生の頃です。

剣道部で裸足になった時、友人の足指がまっすぐきれいに並んでいてびっくり。
「親指ってまっすぐになるの?」と、内側に曲がった自分の親指をぐいーんと、手でそっとまっすぐにした10代のあの日。

それが、外反母趾との出会いでした。
でも、当時は痛みもなく「これも私の個性だな」と気にせず過ごしていました。

2.痛みが始まったのは社会人になってから

痛みが始まったのは社会人になってから

ところが、社会人になったある日。

新品の靴で出張に出かけた時、外反母趾の骨の出っ張り部分が靴に擦れて出血してしまったのです!

激痛でそのままでは一歩も歩けず、新品の靴を脱ぎ捨て、コンビニでビーサンを買って履いて帰ることに。この日から、私と外反母趾との本格的な“闘い”が始まりました。

3.外反母趾に効くって聞いたけど……試したあれこれ

外反母趾と認識してからは「なんとかしなくては!」と、足指の間にはめる指サック、親指を広げるサポーター、インソール、強制具などなど……いろいろ試したけど結局どれも続かず……。

「これは、根本的に治療しないとダメかも」と思い整形外科へ。

ところが私の足を診た先生がひとこと、「これは、出っ張った骨を削って矯正プレートを入れる手術ですね。入院1か月です」と。

「え、そんな大ごとなんですか?」と、ビビりな私は、そのまま静かに病院を後にし、それっきり放置してしまっていました。

4.「毎日続けられるケアを」そんな思いから、この靴下づくりが始まった

それでもやっぱり「何かケアはしなくちゃ」と思い、どうせなら自分の経験を活かして、もっと楽に無理なく毎日続けられるような外反母趾ケア商品を作ろう!と決めてこの外反母趾サポートソックスの開発をスタートさせました。

5.ようやくできた「ずっと履きたい一足」

ようやくできた「ずっと履きたい一足」
ハルメク ラクに歩ける外反母趾サポートソックス

外反母趾部分への当たり方、靴下としての履き心地、デザインなど、細かい部分にこだわって何度もサンプルを作り直し、ようやく「これなら毎日続けて履ける!」という一足にたどり着きました。

今でももちろん外反母趾ですが、この靴下なら1枚履くだけなので、ずぼらな私でも毎日ケアを続けられています。

外反母趾はすぐに治るものではないからこそ、日々のケアが大切なんだなと、今は実感しています。

少しでもケアがラクになって、無理なく毎日続けられるように……そんな思いを込めて、同じ悩みを抱える方々にこの外反母趾サポートソックスを届けたいと思っています。

ようやくできた「ずっと履きたい一足」とはいえ、開発にはさまざまな苦労もありました。その裏話はまた次回……..。

「私と同じように外反母趾に悩む方のために」と、田村が開発したソックスが、今月から販売スタート!

商品について詳しくは、こちらをご覧ください。

ようやくできた「ずっと履きたい一足」

ラクに歩ける外反母趾サポートソックスを見る