大人のカジュアルスタイルの名手! スタイリストの丸尾朋世さんとは

神戸出身。雑誌「Olive」の世界観に魅了され、スタイリストの道へ。
2000年に独立し、多くの女性誌や広告で “がんばりすぎないのに、なんだか今っぽい” 日常のリアルクローズを提案し続けています。
丸尾さんのスタイリングの魅力は、誰もが着やすい身近なアイテムを使いながら、見ている人も着ている人も元気にする色づかいや組み合わせの妙。
ハルメクの撮影では、プロのモデルはもちろんのこと、多くの読者モデルのスタイリングを担当。「私ってこんな色が似合うんだ!」「よく着るあの服、こう着るのもアリなんだ!」とおしゃれの可能性を広げてくれる提案に、ファンが急増中です。
【ルール1】ブルー系のワントーンで、インナーは濃色を!

「大人世代が一番着やすい“透け感”コーデがこちら。ほどよい厚みがあって、細かい柄のレース素材のブラウスを主役にしました。これなら、ほんのり透ける程度だから挑戦しやすいですよね。
中にネイビーのタンクトップを差したのもポイント。ブラウスと同系色だから統一感が出てシックな印象になりますし、中に明るい色を入れるよりも体形が目立ちにくくなります。レース自体にフェミニンな要素があるので、小物は甘すぎないものを選ばない方がバランスが取りやすいですよ」(丸尾さん)
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メッシュレースゆったりギャザーブラウス

インド生まれのクラフト感あるレースが印象的なブラウス。ひじが隠れる袖丈と大きめのサイズ感で、日差しを遮りながら風を通します。「ゆったり感があって着やすいのに、切り替えやギャザーでメリハリあるシルエットに見えるのがいい。ボトムスがワイドでも細身でも素敵に見える丈感だから、いろいろな着こなしが楽しめそう」(丸尾さん)
シンプルコットンタンクトップ

「色違いで買いました!」「肌が出すぎないので重宝します」とファンが多い“隠れヒット”インナー。太めの肩部分や控えめなスクエアネック、横から見たときに下着が見えにくいアームホールなど、使い勝手のよさにとことんこだわっています。
接触冷感コクーンパンツ

「脚の形をさりげなくカバーしてくれる」と人気のコクーンシルエットを、夏に嬉しい接触冷感素材で作りました。内股にマチを入れつつ、脇線を少し内側に入れることで立体的なシルエットに。下半身の厚みを目立たせず、前からはスッキリ見えます。
【ルール2】レースのニットポロなら一気によそゆき着&上品に。

「ポロシャツって着心地もよく夏に便利ですが、カジュアルな印象になりがち。今年なら、透け感のあるレース風素材のニットポロがおすすめです。ニット素材でも風が通って暑苦しくないし、品のよい印象になりますよね。着心地と品のよさ、トレンドの三拍子そろった、大人のためのアイテムだと思います。
このニットポロがややコンパクトな丈感なので、ボトムスはワイドシルエットのものと合わせてバランスを取りました。全身のバランスがよく見えることはもちろん、体形カバーにもなりますよね。美術館やレストランにも行けそうな、夏のおでかけコーデです」
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レーシー編み柄ポロ襟カーディガン

レース柄のような編地の透け感で、清涼感たっぷりに仕上げたカーディガン。「小さめの襟とほどよい透け感が女性らしくて上品。はおりとしてはもちろん、前を全部閉じてポロシャツ風に着ても素敵です」と丸尾さんも絶賛。スカートでもパンツでも合う丈感だから、着回しに重宝します。
バックラッシュリネンコクーンパンツ

毎年人気の綿麻Wガーゼで、着心地ラクでおしゃれなパンツを作りました。シルエットは広すぎないコクーン型で、今っぽさと体形カバーを両立。ふんわりとやわらかく、風を通す軽やかな肌ざわりで、汗ばむ日も快適に過ごせます。
【ルール3】明るい色こそ“透け感”素材の方が取り入れやすい!

「『夏は明るい色を着てみたい、けれど派手にならないか心配』という声をよく聞きますが、そんな方こそ“透け感”素材でぜひトライしていただきたい!
目の詰まった生地で明るい色だと、やはり色の印象が強く出るので、初心者さんにはなかなかハードルが高い。でも透け感がある素材なら印象がマイルドになるので、そんなに“強く”見えないんです。それに、色調に目が行くので、透け感も実は気になりづらい。
パステル調のやさしい色もいいけれど、夏ですし、なにより顔映えがいいので、大人世代こそ明るい色を取り入れるべき。最初はエッって思うかもしれませんが、今年こそぜひトライしていただきたいですね。
カーデの色の印象が強いので、それ以外のアイテムは白&淡いベージュで品のよい印象にまとめました。元気な印象にしたいなら、ボトムスをデニムにしても素敵だと思います」
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ジップアップシアーカーディガン

冷房の寒暖差対策に必須のカーディガン。「ひと味違ったものがほしい」方にぜひおすすめなのがこちら。フロントジップでブルゾン調に仕立てることでカッコいい印象に。透け感のあるメッシュとリブを組み合わせた編地で、上半身をすっきり見せます。シワが気になりづらいので、持ち運びにも便利です。
【ルール4】シンプルコーデのアクセントとして“透け感”はおりを。ひと味違ったコーデが完成!

「“透け感”アイテムを主役ではなく、『コーデの仕上げに使う』という発想で取り入れてみるのもおすすめです。
たとえば、Tシャツとデニムだけのスタイル。若々しいけれど、カジュアルすぎてふだん着っぽく見えてしまうこともありますよね。
そこで役立つのが“透け感”のロングカーデ。お尻が隠れて体の線がより目立ちにくくなるうえに、一気に今っぽく洗練された雰囲気になります。
ポイントは、カーデとTシャツの色を淡い色で揃えたこと。
ここで中にネイビーや黒を入れてしまうと透け感が目立ってしまうんですが、はおりも中もライトグレーにしたことで透け感が気になりづらいのはもちろん、セットアップみたいな統一感が出ておしゃれに見えるんです。
服がシンプルな分、靴とストールで黄色を差したり、雑材MIXのバッグで元気な印象に仕上げました。合わせるアイテム次第で、きれいめな印象にもできますよ」
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ビッグシルエットシアーカーディガン

シャリ感のある涼しげな綿混素材で作った、ビッグシルエットのカーディガン。「大人世代向けのちょうどいい透け感と、おしりまでがばっと隠してくれるデザインがいい。袖丈も絶妙で、ひじまでちゃんと隠れるんですよね。『こだわってるな~』と感じます」(丸尾さん)
シンプルコットンフレンチスリーブ

今年4月の販売以来、大ヒットしているプルオーバーがこちら。シンプルで着回しに便利な無地のTシャツを、ハリと光沢のあるコットン素材やサテンのパイピングできれいめな印象に。ストンとしたシルエットがさりげなく体形をカバーし、1枚で着ても自信がもてます。
涼しいセミワイドデニム

「デニムが好きなのに、夏は暑くてはけない」。そんなお声から生まれたパンツがこちらです。やや薄手の接触冷感素材でひんやり快適に。脚さばきのよい広すぎないセミワイドは、低身長さんでも着こなしやすいのがポイントです。
50代こそ素敵に着られる“透け感”アイテムで、着こなしの幅を広げませんか?
「『“透け感”アイテムは大人世代には向いていない』と決めつけるのはもったいない! うまいこと取り入れるだけで、実は体形をカバーしてくれたり、着こなしがグッとあか抜けます。トレンドになっているこの夏こそぜひ挑戦してみてください」(丸尾さん)
取材・文=藤浦澄恵(ハルメク おしゃれ編集部) 写真=中西裕人(丸尾さんプロフィール写真) スタイリスト=丸尾朋世