50代からの衣替えは「頑張らない収納」が正解

衣替えのたびに「前より疲れるな」と感じることはありませんか?
50代になると体力や暮らし方が変わり、これまでと同じやり方が合わなくなってくるものです。
でも、焦らなくて大丈夫。無理を重ねず、毎日の動きが少し楽になる収納へ整えるだけで気持ちも軽くなりやすくなるでしょう。
ここでは、負担が生まれる理由やラクに進める考え方を紹介します。
若い頃と同じ衣替えがしんどくなる理由
若い頃は一気に衣替えしても平気だったのに、今は腰や肩が重く感じたり、長時間の作業で疲れが残ったりしやすくなった経験はありませんか?
家事や仕事、親の用事など予定も増え、まとまった時間を取りにくい人も多いことでしょう。
さらに、服の好みや体型、出かけ方が変わると、以前の基準で仕分けするほど迷いが深くなるものです。
思い出や「まだ着られるかも」という気持ちも重なり、判断に時間がかかりがちに。気付けば服の量も増え、出す・広げる・戻すだけでひと仕事になる場合もあります。
収納スペースが限られていると、なおさら負担を感じやすいかもしれません。
だからこそ、昔のペースに合わせようとせず、今の暮らしに合う方法へ切り替えていくことが大切です。
衣替えのゴールは「ラクに選べてすぐ着られる状態」
衣替えというと「きれいにしまい込むこと」を目標にしがちですが、本当のゴールは季節が変わったと思った日から、迷わず着られる状態をつくることです。
よく着る服が取り出しやすく並び、どこに何があるか自分で把握できていれば、朝の支度もスムーズになります。
逆に、探す時間が増える収納はストレスの元になりやすいもの。出番の少ない服は奥や下段に移し、今着る服に「特等席」を作るだけで、暮らしの動きが軽くなります。
とはいえ、全部を一度に出して戻す必要はありません。クローゼットの手前や引き出しの上段など、今季よく使った場所から少しずつ入れ替えるだけでも十分でしょう。
無理のないペースで進めるほど、仕上がりも崩れにくく、気負わず続けられます。
抱え込みを手放すと衣替えはもっと軽くなる
衣替えを自分ひとりで抱えると、終わらない気持ちになってしまいます。家族の服までまとめて替える場合は、量も増えて判断と作業がいっそう重くなりがちです。
「私がやらなきゃ」と思うほど疲れがたまりやすいため、できる範囲で役割を分けたり、それぞれが自分の服を見直す時間を作ったりすると安心できます。
もう一つのコツは、完璧を目指さないこと。
春と秋の大きな衣替えに加えて、季節の変わり目にその週や次の週によく着そうな服だけ入れ替えるなど、小分けにすれば体も気持ちもラクになり、収納も整いやすくなります。
その際、前の季節の服を少し残しておくと寒暖差にも対応しやすく、服選びの迷いが減りやすくなります。
計画的に進めるために、カレンダーに「服の見直し日」と小さく書いておくと、余裕を持って衣替えができるようになるでしょう。
衣替えと収納がうまくいく3ステップ

衣替えと収納をスムーズに進めるには、手順をシンプルに分けて考えることが大切です。
順番通りに進めれば迷いが減り、作業量も自然と小さくなります。全部を一度に終わらせようとせず、できる所から少しずつ動かすようにしましょう。
まず全体像をつかみながら焦らず進めるために、ここでは3ステップの進め方を紹介します。
ステップ1:残す・迷う・手放すに分ける
衣替えを始めるときは、まず「残す・迷う・手放す」の3つに分けるだけで、気持ちがずいぶん楽になります。
一度に全部を決め切ろうとせず、迷う服は保留ボックスへ入れておくのも一つの方法です。「迷う」を作っておくと、手放すかどうかで立ち止まる時間が減り、作業が前へ進みます。
今季着るものはすぐしまえるように分かりやすい場所に置き、たまに着るものや明らかに出番が少ないものは別にまとめて「2軍」としておくと流れが止まりません。
残す服は「今すぐ着たい」「着ると気分が上がる」と感じるもの、手放す服は「着心地が合わない」「一年着なかった」など、ざっくりで十分です。
分けるほど服の量が見えてきて、次の判断もしやすくなるでしょう。
終わったら保留ボックスだけ残し、次のステップでゆっくり決めれば大丈夫です。
ステップ2:今の自分に合う基準で迷い服を減らす
次は、迷い箱に入れた服を「今の自分に合うか」で見直していきましょう。
若い頃に似合っていた服でも、体型や暮らしが変わると着心地が違って感じられることがあります。
判断の基準は難しく考えず、着ていてラクか・顔色が明るく見えるか・今の生活で出番があるかの3点で十分です。目安として、ここ一年ほとんど着なかった服は手放す候補に入れてもよいでしょう。
迷ったら鏡の前でさっと着てみて、気分が上がるかどうかを確かめると整理しやすくなります。
どれか一つでも引っかかるなら無理に残さず、手放す候補へ回してみるのがおすすめ。
「いつか着るかも」と置いておくより、今の毎日が軽くなる選び方につながり、迷いが減って収納にも余裕が生まれやすくなるでしょう。
ステップ3:収納は取り出しやすさ優先で整える
最後のステップは、収納の見た目より「取り出しやすさ」を優先すること。
今着る服が奥に押し込まれていると探す時間が増え、しまうのも億劫になりがちです。よく着るトップスや羽織は手前や上段に置き、出番の少ないものは奥や下段へ移すだけでお出かけのときの動きが軽くなります。
腰から目線の高さ、いわゆるゴールデンゾーンに「今シーズンの定位置」を作ると、朝の支度も迷いにくいはずです。
たたむ服は引き出し収納に立てて並べると一目で分かり、吊るす服は丈や素材でまとめると選びやすくなります。引き出しは詰め込み過ぎず指が入る余裕を残すと、出し入れがなめらかになるでしょう。
取り出しやすい収納は戻しやすさにもつながり、散らかりにくい状態が続きやすいといえます。
衣替え後の収納をスッキリ保つ工夫

衣替えが終わってしばらくすると、元の状態に戻ってしまうと感じたことはありませんか?
きれいな状態をキープし続けるコツは根性ではなく、散らかりにくい仕組みを先に作ることです。
収納に少し余裕を残し、戻す場所を決めておけば、日々の片付けがラクになります。ここでは、スッキリを保つために今日から試せる具体的な工夫を紹介します。
ケースもクローゼットも7〜8割収納で回り出す
ケースもクローゼットも、ぎゅうぎゅうに詰めるほど出し入れが面倒になり、結局は散らかりやすくなったり、せっかく衣替えしても着ずに終わったりしてしまいます。
そんなときは、7〜8割ほどの余白を残すと中身が見渡しやすく、必要な服をさっと取れるため、日々の動きが軽くなるでしょう。
空きがあると戻すときに押し込む必要がなく、形も崩れにくくなります。
さらに風通しが保たれ、防虫剤も効きやすくなることで、衣類の状態を守りやすいのもメリットです。
オフシーズンの服や季節小物の収納は「入ればOK」ではなく、手が入るゆとりを目安にすると、次の衣替えで出す・戻すときのストレスも減りやすくなります。
少し空いている状態を「もったいない」と思わず、暮らしを回すための余裕だと考えてみてください。
ラベリング&一時置きで散らからない仕組みを作る
散らかりやすい原因の一つに、戻す場所が決まっていないことがあります。
引き出しやケースにラベルを付けておくと、どこに何を戻すか迷いにくくなり、家族も手伝いやすいでしょう。
文字だけに頼らず「靴下」「下着」とひと目で分かるよう、簡単な絵や写真を使って分類しておけば、探す時間も減りやすくなります。
床や椅子に置きっぱなしになるのを防ぎやすくするために、迷う服や一時的に置きたい服はいったん保留ボックスにまとめ、クローゼットの隅に置いておくのも一つの方法。
気持ちや時間に余裕があるときに箱ごと見直せるため、片づけの再スタートも切りやすいはずです。
ただし、箱に期限メモを貼ったり、次のシーズンまで開けなかったら手放すルールを作ったりして、置きっぱなしにならないようにしましょう。
決まった場所へ戻す流れができると、片付けの負担が自然と小さくなり、スッキリした状態が続きやすくなります。
来季の衣替えがラクになる手放し習慣を作る
衣替えをラクに続けるためには、服を少しずつ手放して整えておくことが大切です。
シーズン中にほとんど着なかった服は、シーズンの終わり際に5分だけ見直す習慣を持つと判断が進みやすくなります。
新しい服を迎えたら、似た役割の一枚を手放す「一つ入れたら一つ出す」考え方も有効でしょう。これだけでも衣類の増え過ぎを防ぎやすくなります。
手放す量は、一度に多くなくて構いません。小さく入れ替えるほど収納に余白が保たれ、次の衣替えで出し入れするときの負担も軽くなりやすいものです。
手放すと決めた服は、捨てるだけでなく寄付やリユースに回すのもおすすめ。自分に合う手放し方を知っておくと迷いが軽くなり、次の衣替えもより気持ちよく迎えやすくなります。
「ハルメク 古着でワクチン」で気持ちよく手放す衣替えを
衣替えで手放すと決めた服をただ捨てるのは気が引けるという人には「ハルメク 古着でワクチン」がおすすめです。
ハルメク公式通販サイトから専用回収キットを購入し、不要になった衣類やバッグを詰めて送るだけで、「認定NPO法人 世界の子供にワクチンを 日本委員会」を通じて、開発途上国の子どもたちへポリオワクチンを寄付できます。
キットは小・中・大の3種類があるため、手放す衣類の量に合わせて選べるのもポイントです。
袋の大きさによって、小なら3本、中なら20本、大なら40本とワクチンを寄付できる本数が変わります。ワクチンをたくさん寄付したいなと思う人は、友達や親類といらない衣類を持ち寄り、大きいサイズのキットを選ぶのもよいでしょう。
回収された衣類は、千葉の選別センターで輸出準備をした後、カンボジアで販売&適した国へ再輸出される仕組みです。言語の壁により就労が難しかったフィリピン女性たちや、ストリートチルドレンだったカンボジアの若者など、国内外で雇用を生み出すことにもつながります。

手放すかどうか迷う服をたくさん抱えてしまったときも、誰かの役に立てられると考えると、決断しやすくなるでしょう。
衣替えで出た服を気持ちよく手放し、クローゼットに余裕を作る方法として、ぜひ検討してみてください。
頑張らない衣替えで収納と暮らしを軽やかに
50代の衣替えは、一気に終わらせようとすると負担が大きくなります。
気温や体調に合わせて、できる所から進めるだけで十分です。目指したいのは、今着る服がすぐ取り出せて、迷わず選べる状態。
作業は「残す・迷う・手放す」に分け、迷う服は今の自分に合うかで見直します。
収納は取り出しやすさを優先し、ケースやクローゼットは7〜8割にして余裕を残したり、ラベルで戻す場所を決めておいたりすると使いやすくなるでしょう。
季節の終わりに5分だけ見直す習慣も大切です。小さな手放しを重ねることで、次の衣替えもラクに迎えやすくなり、暮らしも軽くなります。
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