「古着でワクチン」を利用した、北川さん(50代)
「片付けは数年に1度やるくらいで、服が大好きだからすぐに増えてしまいます。20代からずっと体型が変わらなかったのですが、コロナ以降太ってしまったこともあり、捨てるきっかけを探していました」
50代、人生を前向きに生きたくて片付けを決意

「私は『脊髄小脳変性症』という難病を遺伝で抱えています。
40代半ばから症状が少しずつ出てきて、自転車に乗りにくくなったり、できないことが増えてきました。50代になってからはふらつくことがあったり、活舌が悪くなったり、筆記障害も出てきて字が書きづらくなってきました。
仕事は、弁護士事務所の事務や社労士をずっと続けてきましたが56歳で辞めて、直近では障害者枠で省庁の期間業務職員として働いていました。本当は60歳まで働きたかったのですが、通勤等が辛くなり、昨年末でリタイアしました。
仕事をしていた頃は、土日は疲れて何もできませんでした。ただ、今の部屋は物も多くてふらふらして転んだりすることもあって、物を減らして動きやすくしたいと思っていたんです。今回『古着でワクチン』がタイミングよく目に留まり、利用してみたいと思いました」

「古着でワクチン」で手放せたスーツ
「50歳の頃、社労士として勤めるために就職活動していた時に買ったスーツです。もう企業に就職はしないかなと思って、今回手放します。
今後は、在宅でもできる仕事を見つけて少しずつやっていきたいと思っています」
「古着でワクチン」で手放せたゴルフウェア
「ゴルフは、20代からずっと好きで趣味として続けてきました。
病気が進行してきて、10年ほど前からプレイできなくなったので少しずつウェアも処分してきていて、今では夏用と冬用でそれぞれ1着ずつくらいしか持っていませんが、今回そのうちの1つを手放そうと思います。
長年手放せなかったお気に入りのウェアですが、『古着でワクチン』を通じて、誰かの役に立つなら、と前向きに手放すことができますね」
「古着でワクチン」で手放せたバッグ
「デザインが好きでずっと使っていたバッグ。左のバッグは2WAYにできるところも便利で気に入っていました」
「古着でワクチン」なら信頼できる理由とは

「他の寄付団体に寄付をしたことがあるのですが、そこからは寄付のお願いがよく送られてくるんです。
毎回ノベルティがとても豪華で素敵で惹かれますが、そういう物を作るのにもお金はかかるじゃないですか。寄付したお金がそういった販促に使われているんじゃないかって、疑わしく思えることがあるんです。
その点、『古着でワクチン』には勧誘はありませんし、キットを購入した時点でワクチンが寄付されたり、服が売れるごとに寄付できるワクチン数が増えるという仕組みがとても透明性があっていいですね。
子供たちや開発途上国の役に立っていると実感できました。
フリマアプリも使ったことはありますが世代的にアナログですし苦手です。
売れたら嬉しい一方で、包装して発送するのも手間がかかるので結構頑張らないとできないなぁと思っていて。
その点でも、『古着でワクチン』は袋に入れて送るだけなのでラクですね」

スペースに余裕が生まれました
「これからは疲れて時間を消費するだけの日々、暮らすだけで精一杯の日々ではなくて、自分でリハビリをしたり旅行したり、楽しいことをいっぱいしたいと思っています。
働いていた間は劣等感もすごくあったし、土日は疲れて何もできなかったけれど、今は時間やお金に縛られずに、やりたいことをやっていこうと思っています。
服の片付けを通じて社会貢献もできる『古着でワクチン』は、50代からの暮らしを整える大きな助けになると実感しました。
体が動くうちに服を手放して前向きな生活を始めたい方に、心からおすすめしたいです」
大切な服も手放す決心がつく、「古着でワクチン」とは
あなたも着なくなった服を片付けながら、社会貢献しませんか?
特別版「ハルメク 古着でワクチン」は「古着deワクチン」を運営する日本リユースシステム株式会社と協力し、生まれたサービスです。
通常は中サイズ一口につきポリオワクチン5人分の寄付となりますが、「ハルメク 古着でワクチン」なら、中サイズ1点を購入いただくと、開発途上国の20人の子どもたちにワクチンを寄付できるのです。
通常は598円かかる送料は無料。袋に詰めた後も、回収キットは着払いで送れるため、追加料金は一切かかりません。
また、通常は着物は対象外ですが、着物をたくさんお持ちのハルメク読者のため、特別に着物も詰めてOK。たくさんの方に使っていただきたくて作ったサービスです。
特別版「ハルメク 古着でワクチン」3980円(税込)の回収袋はハルメク通販サイトから注文できます!
撮影=中川まり子